私季彩々
DiaryINDEX|past|will
本当に久々に、日刊スポーツのページを見ると、中嶋朋子さんの出版記念サイン会が札幌と富良野であるとのこと。札幌は終わっているが、富良野はまだ。彼女に会うならやっぱ富良野っしょ。ということで、お出かけ決定。
富良野までの道は札幌から3時間若。岩見沢から三笠を通り、桂沢湖を抜けると北海道の最深部だ。携帯電話が圏外になるのが嬉しい。道は圧雪で、のんびり走っていると、トラックが迫ってきてスピードを上げざるを得ない。ところどころ滑りながら、2時間半でついてしまった。
会場は1時から。富良野の街を軽く歩く。なんと言っても小さい街だ。駅周囲はご多分に漏れず古ぼけた感じで、実質的な中心は車の便利な周辺になっている。とはいえ、テレビでたまに紹介される店がひっそりとあったり、実際にドラマで出た三日月食堂があったりすると、ファンとしては感慨深い。余った時間を駅の待合室で潰す。生活感があって、駅そばを注文する地元のおじちゃんたちが様になる。普通列車に駆け込む高校生、ぽつぽつと混じる観光客もどことなく染まっている感じ。いい感じで街が動いているように思える。
会場は「北の国から資料館」。駅から徒歩数分。ひっそりとしていて誰もいない感じだったが、入ってみると中に長蛇の列が出来ていた。なんとなく勢いに押されて、サイン目当てには来ていない振りをしてしまうも、本を購入。朋子さんが入ってきたとき一瞬どよめいたが、私のいたところからは良く見えないので、まずは館内を見て周った。いやぁ、見応えありまくりです。印象深い台詞から、当時の新聞まで、しっかり見てまいりました。何より、ドラマ中で読む手紙が、映るわけでもないのに、本物同様に役者さんが書いていることに驚いた。 で、列が途切れかけた頃、並ぶ。寒い入口付近なので膝掛けをしている朋子さん。一瞬みただけで、端正なお顔立ちに照れ、すぐに目を離してしまった。幼稚園の頃から照れ屋さんでして。で、サインを頂いて恐縮していると、すっと手が伸びて参りまして。いや、顔はもちろんだが、その手が美しいこと。真っ白で細くて、けれどしっかりしていて。またその手が本当に冷たくて。思わずそそくさと戻ってしまったよ。 けれど、これは記念になるぞと欲が出て、名前入りも欲しいなと3冊追加購入。思い切りミーハーなので、今回は握手無しでさらにそそくさと。けれど、名前、間違ってました・・・・。
その後も館内を十二分に堪能して、もう一回街中を散策して、さっさと帰路についた。なんか十分な気がした。帰りの道路も怖かったし、明るいうちにと。
帰りに、桂沢湖にある鄙びた温泉に立ち寄る。10年以上前から気になりながらも寄った事が無かった。思いの他立派な館内だったが、お風呂はこじんまりとしていた。貸し切り状態で浸りながら、いろいろと考える。「生きる」というよりも「暮らす」という視点で。
思えば、憧れの女性といえば彼女を挙げていた。女性としてというよりも、演技者としてかもしれないが、そういう人の体温が、感触が残っている。正直顔はほとんどみていない。その感触が、何か私を変えるきっかけになりそうな気さえする。より深い意味で。
いや、ほんと、男って単純といってしまえばそれまでかな。けれど、行ってよかった。間違った名前のサイン本は一生の宝になることでしょう。
Home&Photo
|