私季彩々
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2002年09月03日(火) 食文化講義

 9月は2週間だけ専門学校での講義があります。7月で一旦終了しているので、2ヶ月ぶり。テスト問題をようやく作り終えて、久々に行ってまいりました。

 ブランクもあるし、翌週は試験ということもあって、授業をしてもしょうがなかろうと、昨年使った資料を引っ張り出して使いました。食文化に関するものです。インターネットからのコピー。無断転用ごめんなさい。
 食文化というのは知るといろいろ面白いもの。ファーストフードがファストフードだと知ったのは数年前ですが、スローフード運動というものに関心があったりします。食はまさに個人レベルのローカルな文化。多様であります。
 そんな中でも知って欲しいなと思ったのが、宗教に関するタブーです。イスラムの人に豚を出すようなことはあってはならないというのは、知らないとまずいです。宗教心の薄い日本内にあって、特に北海道の地方出身で外国の方との接点が無い若者は意外と知らないかもしれません。
 アフリカの留学生を飲み会に誘うとなれば、肉は鶏肉に限定して、アルコールも控える配慮が必要だったりしましたし。
 他にも、アーミッシュや原理主義もあります。韓国では犬を食うとの批判もあります。鯨の問題も、すでに感情論の平行線です。

 キリスト教というのは食に関しては非常に寛大のようです。聖書でもキリストさんは結構いろいろ食べているようですし。欧米の感覚では、食のタブーは完全な伴侶動物や高知能動物への愛情論です。これはこれでいいのですが、アジアやアフリカの食文化に対する寛容がありません。
 方向としては彼らの考えが間違っているとは思いません。犬や鯨は食べなくてもいいと思います。ただ、あそこまで感情的になると、彼らが過去たった200年前に鯨から油を搾り取っていたことを持ち出しまいます。

 呪術師は実は脳感染症に犯されていて、その脳を後継者が食べることによって祈祷が受け継がれるカニバリズムの一例があります。文化人類学が発掘した極端な例ですが、地域地域の伝統料理がその地域の伝統や文化を伝えるということもあるでしょう。風土紀は日本最古の書物ですし。

 中国では豚肉が最も高級とのこと。アメリカでもそう聞いたような。ヨーロッパでは羊はポピュラーです。

 究極的には、肉食という文化は衰退せざるをえないのではと思いますが、フロンティアを失った今、もっと謙虚に、互いの文化を尊重したいものです。そう思いつつ授業で勝手にしゃべっておりました。給料もらうの悪いなぁ。 Home&Photo


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