私季彩々
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2002年08月03日(土) 住民基本台帳ネットワーク

 住民基本台帳ネットワークが大もめになっている。個人保護法案が成立していないからだという。まぁ、筋から行ってその通りだろう。あの法案も拡大ばかりしないで、とり合えず限定的にでもいいから通せばよかったのに。それか、ネット法案の付則で、納得できるだけのものを追加すればよかったのだ。小渕さんが言ったことをうやむやにしてることは否めないし。

 というと、私は反対のように聞こえるが、基本的には賛成だ。どこに行っても住所変更や電話番号を要求されるのはうんざりだし、年金や保険がどうなっているのか、統一した追跡などほぼ不可能なのはおかしい。個人情報は個人が認識できなければ意味がない。
 今の報道ではセキュリティーの問題が取りざたされている。確かにそうだろう。必ず破られるものだ。公式なネットならば最低でも専用回線は必要だろうと思ったが、それは確保されていると聞いた。ならば、情報漏洩は技術的な問題よりも端末職員の問題になる。これはどんな場合でも問題になることだ。
 北海道ローカルのタレント(大泉)の預金額を聞いたことがある。結構な額という話だが、これは通帳をみた窓口の女性の友人が私の職場の同僚だということだ。モラルの問題はどうしようもないこと。究極的には端末でのやり取りが主流になって、やはり番号が一人歩きするのだろう。ある意味その方が個人が見えなくていいのかもしれない。

 一番の問題は漏れたときにどうするかということだ。現在は4情報だがそれは拡大されると報道は言っている。確かにそうなのだろう。けれど、現時点ではこの4情報で抑えられているのだし、拡大するには新しい立法が必要になっているのであれば、今から全てを否定するのはどうなのだろう。継続して世論を喚起できない報道の限界を肯定してしまっているだけではないのだろうか。
 そもそも報道ってものは天邪鬼もあっていいのであって、反権力一色ってのもそろそろ飽き飽きだ。
 現在の状況がどうなのか。韓国で番号を利用した詐欺があるとのことだが、誰でも住民票を取れる現状はどうなのか。写真すらない、保険証が身分証として通用するのはおかしくないのか。名簿や販売データの流出は罪にならないのか。罪という前におかしくないのか。

 そもそもカードというのはIDなわけで、個人を確定するためにあるわけだ。住所を調べている人がその人の結婚暦や税金をみれてしまうようにしなければいい。サーバーレベルで分散化するのは当然だろう。話によると、IDカードにはICチップを積めて、ここに情報を集積するとのこと。これは馬鹿な話だ。磁気カードからICへは当然の流れだが、これはセキュリティーの問題であって、情報をカードに載せるなんてとんでもない話だ。

 住所の代わりに番号を入れれば、どこに引っ越しても手紙が届く。インターネットのメールアドレスはそういう生活に馴染むものだ。味はないけれど、そういう流れではあるだろう。

 行政の簡略化ももちろんだが、住所変更の際のめんどくささとか、そういったものを簡略化するという起点がどこにも見えない。必要以上の情報に公務員はアクセスしないようにすることは、分散化の流れから十分素直に可能なことだ。
 役所がやる仕事は、なんだかんだいっても縦割り。統合して情報を見れるのはIDを持っている個人のみ。そのようなシステムは可能なのではないだろうか。

 現在でも情報は見事に漏れている。それを利用する業者は血眼だが、一般人はあきらめているし、普通に暮らしている人にはまぁ許容範囲。自分がマーケッティングに関わっていれば、その威力もわかってしまうし。線引きは難しいのはみんな知っている。
 国が関わると、なんでも戦争体験のトラウマに結びつけるのは大嫌いだが、信用が失墜してるのも確か。
 だからこそ、提言が欲しいと思う。こうしろ!というのが。
 オルタナティブな報道っていうものを、望みたいのですな。
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