私季彩々
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2002年07月06日(土) 27時間テレビの東京物語

 24時間テレビを熱心に見たのは随分昔だが、フジテレビの27時間テレビは訳がわからなくていい。ずっと生でやるのかと思いきや、なぜかドラマ「東京物語」とくれば、見ないわけには行かないではないか。

 東京物語とくれば、笠智衆に原節子。何より小津安二郎。オマージュとはいえ、この作品を取り上げるのは製作者にとって難しい面もあるだろう。話では何作かリメイクがあるようですが。

 今回のは無理なく現代に置き換えて、なかなか好感が持てた。非の打ち所の無い松たか子の未亡人役も申し分なし。今映画やドラマでこのようなキャラクターの出る作品というのは難しいのでしょうが。

 東京に出た子供達を尋ねた老夫婦。けれど子供達はそれぞれの生活に忙しい。そんな中、早死にした息子の嫁だけが親切親身になってくれる。
 尾道に帰宅したあとすぐに倒れた母の死に際し、穏やかに絆がよみがえる。未亡人となった嫁も、徐々に旦那を忘れていく自分を許せなくて、その思いを静かに告白する。

 主役はお母さん役の八千草薫という感じ。宇津井健の父役も良かった。妻の死に際して静かに言葉を発する場面は、笠さんのシーンを想像してみたりしたけれど、原作のイメージを損なうこともなく、今回の作品として綺麗にまとまっていたと思う。

 目をつぶると、浴衣を着た笠さんが、ぽつりぽつりと言葉を発する様が見える。少し見上げるようなアングルで、開け放った縁側が見えるようだ。

 私は映画やドラマが好きで、古いのを中心にかなり見ているほうだが、見た作品の詳細はほとんど覚えていない。シーンとして覚えている作品は、やっぱり心に残っているのだと思う。

 また、小津さんの作品、観てみないとな。

 で、ついでに27時間テレビ深夜の、さんまと仲居君のトークは毎度最高におもろい。ロケで笑いを取るのは難しいと言っていたけれど、そんな中最強の笑いを取った鶴瓶師匠最高です。確かに、中継でやってる爆笑問題や雨上がり決死隊とか全然面白くないもんなー。


今日の写真《上富良野より十勝連峰を望む(6/25)》 Home&Photo


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