私季彩々
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今日は札幌の花火大会。水曜に続いて連続となるが豊平川の河川敷は人で埋まった。浴衣姿の女性達がとても目立つ。とてもよいことだ。気安い浴衣が多くなったと聞くがそういうことか。金髪の人も多かったけれどあまり似合うようには思えなかった。保守的なのかなぁ。
中島公園近くの豊平橋から眺めていたのだがあまり迫力もなくパッとしなかった。そののち橋の下に行ってみると、ちょとちがう。 橋の上から眺めた空は街灯で明るく花火の光がにじんでいた。橋の下は闇が濃くて花火がより大きく感じられたし観客の拍手や歓声が雰囲気を盛り上げた。
札幌の花火なら豪華で豪勢だろうと思っていたけれど故郷の花火の方がより印象が強かったなぁと思い返した。それは闇の深さ。たとえ一発の花火であっても背景の闇とあいまって美しさはより深くなる。
笑いながら前を通り過ぎた浴衣姿の若い二人の女性が突然風船を放した。黄色と黄緑の風船がみるみるとあがっていく。花火に彩られる空を横目に私は真上を上がっていく風船を見上げつづけた。 大きな花火がすだれをひいて消えていった。その花火に目を奪われている間に風船は消えた。はるか遠くへ登っていった彼らは一瞬の浮気も許さずに闇満ちる雲間の影に染まった。 ”打ち上げ花火上から見るか下から見るか” ”上から花火を見下ろして” 私は風船を見上げた。上から見たとするとどうみえただろう。どこから見ていれば見下ろしつづけれたのだろう。風船に乗っかって空をぐんぐん登っていったら花火はどのように変わっていくのだろう。 球形に花開く花火はどこから診ても一緒に見えるはず。けれど闇の強さ、重力の向き、周囲の雰囲気全てが花火を個々の色を添える。
私にとって印象的だったのは消えゆく空に舞う風船花火。決して自分からは光らなかったけれど、突然消えてしまった姿は目に焼き付いてはなれない。それを見ていた人があの場所にいたとしたら、少しうれしい気がするな。
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