徒然なるままに・・・



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2003年10月27日(月) 恋愛中毒

山本文緒の「恋愛中毒」を文庫本で読んだ
古本屋で買ったんだけどね、定価1/3♪

何の気なしに、巻末の林真理子が書いた「解説」から読んだ
普段そういうことはしないんだけど、たまたま・・・
林真理子氏の文章を引用させてもらいますると

恋に不器用な女性として登場してくる水無月が
後半かなり重症のストーカーだとわかってくることの不気味さ
それにもかかわらずこの「恋愛中毒」は、多くの女性から
指示された。
「まるで自分のことが書かれているようでとてもつらかった」
と、私のまわりの何人かの女性たちも言ったものだ。
知性、教養すべてのバランスがとれていて、ストーカーなどと
いうものとは無縁(少なくとも加害者ということにおいて)と
思われる女性たちがである。


知性やら教養のバランスがとれてるとは言い難い私も
この小説を読んで、すごくつらかった
まだストーカーなんて言葉が、もてはやされてない時代に
私も別れた男をまちぶせしたことがある
いた電の相手が、その男だと思って
色々友人をあたって、携帯番号を調べて電話したこともある

この小説の水無月は、
“もう他人を愛しすぎないように”と祈る女
男一色になってしまい、その男が白いモノを黒だと言えば
黒にしてしまう女
一途過ぎるがゆえに、裏切られたりすると・・・
ストーカー行為が度を超し、逮捕される 執行猶予がついたが
また同じようなことになってしまう・・そして実刑

愚かな女であるけれども
今時こんなに一途な女がいたら、お目にかかりたいとも思う
傷つかないように、傷つかないように
自分を甘やかせまくって、生きている今時の女を思えば
ストーカーするくらいの女の方がよっぽど良い

ただ
白いモノを黒にしてしまう女は、そのうち重たく思われる
それを経験から悟っているからこそ
・・・つらい
でも水無月のような粘着質の女(と、林真理子氏は表現)から
実は逃れられない男、なんてのがいることも知ってる

そんな風にしか生きられない、恋愛中毒な女が
幸せになってくれれば、と密かに願ったりする
自分をその人に投影して・・・

たぶん林真理子氏のお友達達は、私と同じくらい
もしくはもっと年上の、今時よりも前の女性なんだわね(笑)


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