そば湯の使い回し・・・これって日常的なの? - 2006年11月05日(日) とある私鉄沿線の駅近くにあるそば屋で昼メシを食った。極普通の町のそば屋さんだから特別なる期待もしていなかったが、落胆することさえなければ良しとしようと思って入ることにした。 何度か昼のピーク時に前を通ったことがあったが、流石に好立地だけあって繁盛していた。今日は日曜日、しかも既に2時を回っていたのでそれほどの混み様ではなかったが、5組の先客がいたということはやはりそれなりの人気店なのかもしれない。 「天もりを大盛りで・・・」とオーダーし、暫くすると「天つゆになります」と言って花番さんが沌吸いと箸を持って来た。天つゆが別に付くのなら一安心・・・。どうももり汁に天ぷらを浸して食うのは嫌で、そういう場合は先にそばだけ全部食って、最後に天ぷらを食うようにしていたが、天つゆともり汁が別らしいので一緒に食べれるね。 ・・・という期待は物の見事に裏切られたのがそれから数分後のこと・・・。運ばれて来たおぼんにはもり汁は無かったのである。その天つゆと言って運ばれて来たものはもり汁で、しかも微妙に味が薄い・・・。同割り程度の真っ白で水が切れていないそばを浸すとどんどん薄まる薄い汁。そばに関しても期待していた訳でもないし、空腹を満たす為だけに入った店だから仕方が無い。 天ぷらは海老が大振りのものが2本かと思ったらとんでもない・・・。とてつもなく大きな海老が1本だったのである。サイズ的には6×8というもので、叩いて大きく伸ばして更に衣を沢山纏っているからとんでもない大きさ。しかも硬くて大味で決して美味しいとは言えない見た目だけで驚かす代物で、いまどきこれを使っている店も珍しいねと思った・・・。そのままの状態で天つゆに浸せないので箸で切ろうと思っても切れないくらいに硬い・・・。 俺が巨大海老と悪戦苦闘している時に隣のテーブルのバッシングで花番さんが来た時に事件は起こった。なんと、隣のテーブルにあった湯桶を「そば湯です」と言って持って来たのである。オイオイ、ここはそば湯を使い回しするんかい・・・?驚きのあまりつい口に出して「使い回しなの?」と言ったら敵も然る者「さっき出したばかりですから」と言い放った。 や、やられた・・・って言うのは冗談としても、そういう次元のことじゃないんだけどね。いつ持って来たかじゃなく、どうして他のお客に出したものの残りを出すんだ!ってことなんだけど、たぶん日常的にこういうことをしているから何とも思わないんだろう。前に他の店で一度か二度くらい使い回ししている光景を見た記憶があるが、普通に考えればそんなことはまず有り得ない行為である。 持ってみて結構重かったので沢山入っているから大丈夫という判断で俺のところに持って来たんだろうけど、さっき入れたばかりという言い草も実際には10分以上も経っているから既にぬるくなっているだろう・・・。要は面倒臭いからこういう非常識な行為に走るのだが、店側からしたら手間が掛かるし、こういう店は得てして全てを効率化して考えがちなところがあるから極当たり前の日常的な正当なる行為としてこれを行っているのかもしれない。 でも、こういうことを日常的にやっている店が未だにあること自体がこの業界の悪しき習慣でもある。こういう店がある限りそば業界の全体的な発展は有り得ないと思っている。こういう店を指導監督すべきはずの機関がありながら一向に改善されない現状をどう考える・・・? 本来目を向けるべきことを見ずに他のなんら影響を及ぼさないことに一生懸命になっている現状。それを分かっているお偉いさんも多いはずだけど、数の論理か、臭いものには蓋をしろ・・・的な発想なのかは定かでないが、業界全体的な底上げをしなければ本当に新規開業者や新興勢力にシェアを奪われてしまうのではなかろうか? 既存の町場のお店よりも数段高いレベルで開業している新規参入者。原価も3〜4倍以上も掛け、更に手間も掛けて作った蕎麦と汁が100〜200円の違いでそれを食べられる現状ではまともな客はどっちへ流れるかは明白であろう・・・。今日の店はちょこっと海苔を乗せただけで500円のもりが700円にアップする・・・。どっちが良心的な商売かは直ぐに分かるだろう・・・。蕎麦だけ見ても1袋2万円以上の粉を使う店と5000円程度のものを使う店が、海苔が乗っただけで同じ価格のどこに正当性があるんじゃ! 手打ちは高い・・・ってネットで書いている素人さんもこういう現実を知らずにただ価格だけで判断しているからそう思うのであって、節にしても2倍以上の原価のものを使って手間隙掛けて汁を作っている・・・。手打ちが高いんじゃなくて低価格の原料を使っている機械打ちが高いのである。勿論、機械打ちでも原価を掛けている店は多いが、一般的な店は差に在らず・・・。 それで売り上げが悪いのは景気や政治のせいにしたりして自らの責任を問う経営者は少ない。サラリーマン時代にそういう現状を嫌というほど見て来たが、その枠から飛び出して仕事をしている今では直接に口を出すことは出来ない。 しかし、今手掛けているお店とは全く異なるターゲットやコンセプトのこういう店でも同じ「そば業界」である。本当に全体的なレベルアップや意識改革をしていかなければこの先どうなっていくのか結果は明白であろう・・・。 Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click -
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