この程度の認識の人によって一生を左右される - 2006年08月02日(水) とある方が融資の申込をし、今日はそこの担当者との面接があった。その中で全く理解不可能のことを言われたらしい。なんでも計画書の中に記載されている工事費が通常の倍近くも掛かっているとのこと。こういう地方では考えられないということらしい。では、一体なにを基準にして倍近くも掛かっていると言うのか?逆にそれを明確に説明して欲しいと思ったね。 厨房機器を除いた工事費900万の内訳で空調、給排気、給排水、ガス、電気の設備関連で約半分の430万が必要となる。半分で出来ると言う理屈なら残り20万で大工工事を始めとして残り全ての工事をしなければならないのである。設備工事なんて大体何処でやってもそれほど大きな開きは出ないし、コストダウンを図るには機能を減らしていくしかないのである。 設備とは贅沢品ではなく飲食店に於いて最低限必要なものとして捉えている。中にはそれらの中から何かを省いているところも多いが、それは不備を承知で何処かで妥協して頂いたりしなければならないのである。そういうことを知らない担当者の先入観だけで判断されても困ってしまうね。 12坪で厨房機器を除いた全ての工事を450万でどうやって造るんだい?物販店や簡単な厨房で良い喫茶店程度なら安普請でなんとか出来るかもしれないが、ある程度の設えを造ろうとすると到底無理な数字である。普段手掛けているお店の内装工事費と言うのは坪当たりに換算すると60〜75万である。そこには空調工事、給排気工事は入っていないから今回のケースに当てはめればそれらの工事で200〜250万は掛かるので、900万からそれを引くと650〜700万ということになり、それを坪単価に直すと54〜58万となる。 これまでも面接担当者の認識不足で融資が駄目になったケースは多い。出店予定場所を見に来て「出前でもやらなければここでの商売は無理です」という理屈でその方は融資ゼロとなった。その後、店は大繁盛・・・である。なにを基準に判断しているのかどうかは彼らの頭の中を覗いてみないと分からないが、何処からか仕入れてきた浅はかなる知識で判断しているのである。 よくコンサルタントの方が坪30万とかで飲食店は造れるとかと著書に書いているが、それは100坪もあるファミレスや基本パターンが出来ているチェーン店でのこと。そういう店をコンサルしている彼らには個人店の小規模のデータなんて持ち合わせていない。でも、そういう記載を見た素人はそれで出来るんだと錯覚してしまう。当然、面接担当官なんかもしっかりしたデータなんて持っている訳ないから、そういう間違ったものを正しいデータとして小さなオツムの中に仕舞い込んでしまう。 その程度の認識の人たちにこれからの一生を左右される申込者は堪ったもんじゃない。それによって長年の夢を絶たれたり、金利の高い融資を受けたりすることになるんだよね。私も独立開業時に融資を申込んだが実績がないので貸せませんと言われた。新規で事業始める人に実績なんてあるはずないじゃんか!1年経ったら貸します・・・だってさ。それと業務内容を理解出来なかったのである。まあ、何とか半分だけ借りることが出来たが、この程度の人が判断する融資制度ってどうなんだろう・・・?って疑問を抱いたのであった。 返済が終わった途端に「ご融資します」という通知が何度も何度も送られてくる。彼らもそういう特性を持っていて採用されている訳ではなく、偶々入ったその公庫の中でそういう部署に廻されただけ・・・なんだよね。でも、その程度の次元の人に一生を左右されるというのは納得いかない。 ↓ 久し振りにブログ復活しました! Pocchy Land Information←Click BLOG Pocchy's Collection←Click -
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