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微醺蹣跚 - 2006年07月13日(木)

今日は千葉の佐倉に普段はまだ布団の中の朝8時半入り・・・という強行スケジュールの後、事務所に戻り午後の予定をこなしていった。思ったよりも早く終わったので晩メシは最近ちょっとご無沙汰していた(と言ってもほぼ1週間ぶり)野毛に行くことにした。体調があまり思わしくなく軽く飲むだけの心算だったので先日にたまプラーザのお店のご夫妻と行った「武蔵屋」へと向かった。5時半を少し廻ったところなので席があるだろうか心配だったが、店の前まで行くとスリガラスの引戸が開けられ、簾のはめ込まれた夏用の引戸から店内が見えたので覗いて見るとカウンター席が空いていた。

小さなカウンターなのであるがそこには椅子が6客もある。ここに6人座ったら両肘を体にくっつけなければならない位の狭さとなる。そこには4人の先客がいたので後2席残っている勘定となるのだが、ほぼ中央部に陣取っていた客がなんと両肘を広げて本を読んでいた。ほぼ3人分のスペースを使っていたのである・・・。なんちゅう奴だよ、こいつは!

いつもは若い女の子がいるのだが今日は男の子・・・。その子が両側の客に声を掛けて少しずれてもらうようにお願いしたのだが、両肘広げている客はそれを無視した。仕方がないので反対側の2人が本当に隅っこに追いやられる形で私の席が確保された。なんか申し訳ない気がしたが、なんでこの本を読んでいる奴は動こうとしないのか・・・?

暫くしてお婆ちゃんがお酒を注ぎに来た時にその動こうとしない奴に一言「もう少しこっちに移動してください・・・」と。それで漸く少し動いたのだが、自分の目の前の小皿とかはそのままである。必然的にわたしの目の前にそれが来ることになる。何考えてんだろうか・・・?しかも、移動する際に「あ〜あ・・・」だってさ。ここはみんなが譲り合って楽しく過ごす店なんだよ!その小皿もお婆ちゃんが彼の方へ動かしてくれたのだが、なんか場違いのおかしな客である。一人で3人分ものスペースを使うなんてこのお店のルールに反する行為である。

みんな楽しく酒を飲んでいるところでこいつだけが浮いている・・・。何度も何度も同じように「あ〜あ・・・」と呟いているが、こういうところに来るべき客じゃないね。食い方も汚いし、箸で抓むんじゃなく子供みたいに刺して口に運んでいる。おまけに大嫌いなペチャクチャ音を立てて食っている・・・。そして彼の傘が私の膝にもたれ掛かっているのに気付かぬ振りしてそのまま・・・。暫くして彼は店を後にしたが、初めて来た際も隣に本を読んで場所を広く取っていたおかしな客がいた。こういう場の空気を読めない客はホントに嫌だね・・・。

漸くこの店本来の楽しみ方が出来る環境となった。暫くしてお婆ちゃんが話し掛けてきて数分間であるが会話を楽しんだが、その際に初めて来た時のことを覚えていて下さったことに感激したのであった。おまけに3杯だけのお酒を少し足してくれました。これも嬉しいんだよね・・・。最初の時にもそうして下さったし、話し掛けて頂けるだけでも嬉しいのである。

店内にはエアコンなんてない。二つの扇風機が付いているが暑さは尋常ではない。その中で客は汗掻きながら酒を飲んでいるが、二人の90近いお婆ちゃんは客席よりも暑い厨房で働いている。その労を労うとニコニコしながら「ありがとう・・・」と。ホントいつまでもこの良き風情を残すために頑張って欲しいと思っている。

日本中探してもこんなお店ってないと思うね。昔から変わらぬ同じメニューであるにもかかわらず日々通う人もいるし、例え毎日通ったとしても日々違う光景や空気を感じることが出来る数少ないお店であろう・・・。

お会計をして店を出る時、二人のお婆ちゃんが何度も頭を下げて「ありがとうございました」と言う姿に更に感動し、こちらも「ご馳走様でした」と言いながら何度も頭を下げ店を後にした。

「微醺蹣跚」・・・ほろ酔い加減で野毛の町を歩き駅へと向かった・・・。


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