蓮田のお店 開店日に久々の客として・・・ - 2006年01月17日(火) 今日は待ちに待った蓮田の和食店のグランドオープン。今週一杯は夜のみの営業となるのだが、本当に久々にオープン日に客として店の様子を見ることが出来た。普段は素人の方が新規開業するという形態が多いので、オープニング時は実際に立ち会いながらオペレーションの指導をしているのだが、今回はきちんと経験を積まれた方なので念願だった客としてお気に入りの席に座ってのオープニングを迎えることが出来たのである。 お気に入りのカウンター席を予約し、工事中にお世話になった施工業者さんの社長をご招待しての酒宴となった。ほぼ席は予約で埋まっていたが、その中の殆どは懐石コースのお客様であった。我々はコースではなくアラカルトで好きなものを食べたのだが、懐石の場合はある程度準備をしっかりとしておけばなんとかなるだろうが、アラカルトのみでこの席数が埋まった時はかなり大変かもしれない。 それと経験者と言ってもスタッフの方々は素人であり、それらをどう動かせていくのかを見ていたが中々大変そうである。経験上言えることでもあるが、数ではなく出来る人で少数精鋭で廻した方が効率が良いということである。奥様もその辺のことは充分に分かっていらっしゃったし、これから先もいろいろな問題や課題がどんどん出て来るであろうから、その都度それらを消化して改善していって欲しいと思う。また、それが出来る経営者であるとも思っている。 暫くはお父様のお店からのお客様や知り合いの方々の予約が続くと思うが、本当に狙いを定めている客層に対してどうアプローチし、取り込むことが出来るかということがポイントとなるであろう。今日もカウンターの後ろの席で懐石コースをお召上がりになっていた8名のグループは、正直言ってこういうお料理を食べに行ったことはないであろうと思われる方々・・・。居酒屋さんと同じテンションで周りのことなど全く気にせずに自分達の世界で大騒ぎ・・・。我々と共にカウンター席で懐石をお召上がりになっていたご夫婦は気の毒であった。お料理というものは目の前に出されたものをただバクバクと口に放り込むだけのものではないし、会話や空間も楽しみながらするものと思っている。 折角奥様と一緒に静かに美味しい料理を食べようと思って予約したに違いないのだが、まあ初日だから仕方がないのかな?暫くはこういう状況が続くであろうから、もう少し落ち着いた頃にゆっくりと食事をしてみたいと思う。「懐石料理」というカテゴリーである以上は、その名に恥じないシチュエーションと空気をお客様に与えなければならないのだから・・・。そして、それをきちんと分かるお客様方に来て頂けることを願っている。 今宵のお料理とお酒 ■ お料理 ■ 地卵の京風だし巻き 野菜の焚き込み 真鯛のお造り 白子の酒蒸し 里芋の胡麻ソース和え 寒鰤の塩焼き 石臼挽きせいろ(小) ■ お酒 ■ <ビール> エビス中瓶 <冷酒> 神亀 純米 <冷酒> 神亀 元旦絞り <ぬる燗> 菊姫 山廃 <芋焼酎> 魔王 -
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