長野で昼酒を堪能! - 2005年12月05日(月) 午前中に予定を済ませ、そんまま帰ることも出来たが、帰京してからは打合せを入れていなかったのでちょっとのんびりしようと思い、知人に連絡し一緒に昼飯を食うことにした。折角だから一杯やりながらがいいかな?ということで蕎麦屋で昼酒をすることとなった。サラリーマンとかで混んでいる店は避けようと思いながら善光寺さんへ向かって歩いて行ったが、禁煙だったり(相手はヘビースモーカー)、肴がなかったりで中々見つからず、結局もう一度駅へ向かって下ることにした。 暫く下って来て見つけたお店は地元では結構有名であるが入ったことは一度もない。ちょっと覗くとそれほど混んでいないし、おまけにちゃんと定番のアルミの灰皿がテーブルの真ん中に陣取っている。でも、肴はあるのかな?と心配にもなったが、まあ何かはあるだろうということで席へ着いた。 ここはどんぶり物もあったり、トンカツ定食やエビフライ定食なんかもあったりと庶民的な店である。実は昨晩も蕎麦屋に行きたくて探し回ったが、日曜日は休みのところも多く、居酒屋色を出しているところ以外は閉店時間も早い。結局一時間近くも歩き回って仕方なく入った駅近くのお店。メニューを見てこれは蕎麦屋ではなく、完全なる居酒屋である。夜遅くまでやろうとするとここまでのことをしないと客は来ないのだろう。 昨晩はキノコの天ぷらと自家製さつま揚げ(自家製という言葉に弱い)にそばの実の山かけという肴でビールと日本酒を一杯飲んだが、店の中は寒いし、店員の態度や雰囲気が最低で〆の蕎麦は食わずに店を出たのであった。天ぷらも旨くなかったし、ビールもぬるかったしと最悪である。それで昨晩のこともあるので今日の昼酒は楽しきひとときにしたいという大いなる願望があった。 メニューを見るとそれほどの肴は置いていない。トンカツやエビフライ(定食があるから)を肴にしても仕方がないし、「天ぷら盛合せ」と「にしん煮」があったのでそれをオーダーし、メニューにはなかったが「板わさ」が出来るかどうか聞いたら暫くして大丈夫とのことでそれも追加で。しかし、運ばれてきた「板わさ」は見るからに「○月かまぼこ」であった・・・。まあ、仕方がないよね。メニューにない物を頼んでいるんだから・・・。「にしん煮」も分かってはいたがレトルト物である。 突き出しに出てきたものはてっきり「野沢菜漬け」かと思ったら「ほうれん草」であった。そうか・・・彩りで種ものに使うもんね・・・。ビールを飲み干し次は日本酒にしようということで冷や(常温)で1本オーダー。値段が驚くほど安かったので大衆酒でも下のクラスのものであろう。店の中を見渡すと時間が経っても客はそれ程でもない。仕事柄直ぐに席数を数えてしまうんだがナント50席もある。で、これだけしか入っていないの?しかも昼のピーク時に・・・。場所だってオフィス街からも商店街からも近いのにこれじゃ厳しいもんがあるよね。 でも、その分こっちは気兼ねせずにのんびりと昼酒を堪能できるので嬉しいのだが、他人ごとながら店のことも心配になってしまったのである。連れの子とは話も弾み酒も進む・・・気がついたらお銚子5本も飲んでいた。彼女はなんでも休みの日には朝からでも飲むらしいから半端な酒豪じゃないだろうし、ひょっとして限界というものを知らないのかもしれない・・・。 肴もなくなりふと他のテーブルを見るとどんぶり物食べている人のところに小皿に乗った「野沢菜」がある。なんだよあるじゃん!ということで単品で頂くことにし、酒は燗に切り替えることにした。途中で営業時間を聞いたら通し営業との事で、時間も気にせず楽しむことが出来たのである。 最終的にはお銚子8本とビール1本という昼酒にしては凄い量である。二人で「絶対変な客だと思われているよね」って話していたが、まさにその通りに思われていたに違いない。〆に大もりを頼んで3時間近くにも及ぶ昼酒が終了したのである。店も混んでいなかったし、通し営業だから出来たんだけど、普通の店ならちゃんと早めに切り上げるけどね。 酔い醒ましに善光寺さんへお参りに行ったのだが、寒さのせいで酔いが醒めるのが早いのなんのって・・・一瞬に醒めてしまったよ。そして夕方の新幹線で帰って来たのである。 -
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