本気で頑張る「姿」と「意識」とは何か? - 2005年08月03日(水) これまで手掛けてきたお店の殆どは一生懸命に頑張っていると思う。しかし、まだ頑張りが足りなかったり、もうひと踏ん張りして欲しいお店もある。では、その違いとは何だろうか?それはタイトルにもある本気で頑張る「姿」と「意識」であると思う。 身体がボロボロになるまで蕎麦を打ち続けるご主人、腰痛を我慢して日々頑張るご主人、お客様をより満足させようと多くのスタッフを引っ張るご主人、全身全霊を込めて蕎麦に拘るご主人、若くして開業し立派な経営者になったご主人、他にも皆頑張って商売を続けている。結果はそれぞれ違えどその思いや頑張りには共通するものがある。それはきちんとお客様の方を向いての「商い」をしているという点である。 巷には雑誌に出ただけで天狗になっている愚かなる店も沢山あるけど、自らの力量を過信しては行けない。仕事柄時々そういうお店に行くことがあるけど、蕎麦屋に限らず共通しているのは店主の勘違いがスタッフにも伝わり、店全体にそういう空気が蔓延してしまっているという点である。蕎麦や汁がどうこうと言って食べる人達には問題ないかもしれないが、絶対的多数の一般客には通用しないのである。それを勘違いしているお店が多いのは残念なこと。もっと足元をしっかりと見つめ直さなければ衰退の一途を辿ることになるであろう。 手掛けたお店には雑誌に頻繁に掲載されたりするお店もあるが、そういうところを含めて一度や二度出たくらいで勘違いするような経営者はいない。勿論そうならないで欲しいという願いを込めて店づくりを心掛けているし、それを理解できないような方とは仕事はしない主義でもある。だから手掛けたお店でまだまだ頑張りが足りない経営者は身近に沢山のお手本があるということを忘れないで欲しい。 何の為に商売を続けていくのか?早くそういう基本的にことをしっかりと見い出して欲しい。 -
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