本気でぶつかって来て欲しかった・・・ - 2005年07月02日(土) 私が仕事を引き受けるかどうかの判断基準は、依頼して来ている相手が何処まで本気かどうかである。それが感じられなければ例え幾ら好条件であっても業務として引き受けることはない。こちらが求めているものは予算のある無しじゃなく、意気込みと本気かどうかの姿勢である。予算が有り余って仕事なんて無いに等しいし、そこに求めるのは「頼むから何とかしてよ!」という言葉と気持ちであり、互いに通じる結び付きの波長である。 三鷹の郊外にひっそりと佇む小さな迷店?名店がある。予算は限りなく無いに等しかったが、そこにはそれ以上のこちらのモチベーションを盛り立ててくれるクライアントの熱き思いと拘りがあった。私が店づくりに求めているのは相手のその姿勢である。この人と一緒に仕事をしてみたい・・・。そう思わせる人だったからこそ引き受けたのであり、正直デザイン事務所としての仕事とは言えない。でも、そこにあるのはデザインという括りじゃなく、人対人としての互いの思いであった。 先ほど帰宅してとある打ち合わせ中の方からのファックスを見たが、その内容だけではなく、これまでの経緯やこちらが求めているものとはあきらかに感じる大きなギャップ。申し訳ないが自分のスタイルや思いを崩してまでお受けすることは出来ないと判断した。これまで数回お会いして来たが、どうしても自分自身が納得出来たり、今後のパートナーシップを結んで行くには障害があり過ぎると感じていた。これまで手掛けて来たお店を気に入って頂いてお話しがあったのだが、そういうお店が出来るまでにはいろいろな紆余曲折があってのこと。でも、そこにあるのは互いの本気モードである。いい仕事をするには互いのそういう思いでしかないのである。 それが感じられない以上は今後の業務を遂行するにはあまりにも無理があり過ぎるのではと判断させて頂いたのである。折角手塩に掛けて手掛けたお店を使いこなして頂けないのではと・・・ -
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