焼酎フォーラム2005 - 2005年05月22日(日) 今晩、横浜にていつもお世話になっている酒屋さんが主催する焼酎を題材にしたフォーラムが行われた。当初は定員120名の参加ということであったが、最終的には200名弱の大人数の集まりとなった。うちに案内が来てから酒屋さんより手掛けたお店の中で熱心に勉強している数店をピックアップして欲しいとのことで、3店舗の店長と共に参加してきた。何処のお店も熱心に商売をしているのだが、取り分け抜きん出て勉強をしているお店を選んだつもりである。 2部構成になっており、1部はフォーラムで2部は蔵主を囲んでの懇親会となっていた。フォーラムは「焼酎楽園」(金羊社)の編集長の司会で始まり、参加している14の蔵を代表して6〜7社の方が現在の置かれている状況や蔵としての姿勢などを発言し、続いて販売店、飲食店の代表が意見を出していった。 今回の主旨としては焼酎ブームが下り坂となり、今こそ本格的に焼酎文化を継承するにはどうすれば良いか?今後の酒づくりの在り方などを話し合う機会を持とうということだった。ブーム便乗型の蔵や飲食店、金儲けしか考えない商社などが参入し市場が偏り、おかしな方向へと進んでしまった今、それらが漸く淘汰されつつある中で本物が生き残る手建てとしての考え方を明確にしなければならない時期に来ていると私も思う。参加しているのは殆どは本当に小さな蔵ばかりで、万人ウケする焼酎は造りたくないとか、あくまでも造り手としてこだわりをしっかりと持ちながら商売をされているところである、 確かに何処もかしこも焼酎を置き出し、品揃えの数で競い合ったり有名銘柄をどれだけ揃えられるかということに走ったり、本来の焼酎の在り方や造り手の思いなどはお構いなしの世界へと進んでしまい、名前だけが有名な決してレベルが高いとは言えない幾つかの焼酎がもてはやされ、べらぼうな価格設定で市場で販売されるという現象が起きてしまった。消費者はそれが美味しいものと信じ込まされ高い金を出してありがたそうに飲んである現象は見ていておかしかった。 これはテレビや雑誌というマスコミの功罪とも言えると思う。変にブームを作ってしまい、元々は細々と静かに焼酎を造っていた蔵がいきなり全国から注目され、許容範囲を越えた生産を求められてしまい、レベルを下げてしまった蔵もあると聞く。しかし、ブームなんてそんなに長く続くものではない。これから先、生き残っていけるのは将来を見越した視野で商売を考えている本物の蔵だと思うし、参加していた蔵の経営者や杜氏は皆そういう考え方を持っているだろうと思った。 一升瓶で2000円台の焼酎が数万円で売られ、飲食店ではワンショット3000円とかでメニューに載せられている。しかも、それをありがたそうに飲む人がいるから偏重した市場として成立してしまうことになる。最初の出所は2000円台だから、何処かでボロ儲けしているところがあると誰かが発言していたけど、買う人や飲む人がいるから成立してしまうんだよね。悲しい現象だけどブームが去ればそういうことも減ってくるのではなかろうか。早くまともな世界に戻って欲しいと切に願っている一人でもある。 もう少し時間があれば良かったのではないかと思ったのと、参加者はプロ限定にして素人さんを外した中での議論の方がもっと有意義な発言が出たのではないかとも思う。今回が第一回だから次回からは更なる充実が図られることを希望したい。 -
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