南浦和と川口のお店 - 2005年01月20日(木) 今宵は久々に開業当時に手掛けたお店に顔を出して来た。南浦和のお店は開業二年目に手掛けた女性の方が経営する和食店である。カウンターがメインの小さなお店で、財布の中身を気にせず気軽に楽しめる価格設定で地域密着型の商売をしている。昨年12月に5周年記念のイベントを行ったそうで、月日が経つのが早いなぁ〜という感じである。お店に入った際に気付かなかったのだが、暫くして驚きの表情と共に笑顔でこちらに向かって来られた。当時は髭も生やしていなかったし、お店へ伺うのは4年半振りくらいであるので致し方なかろう。 団体さんが入っていたのでちょっと賑やかだったが、本当に静かに美味いものを食べるには丁度いい感じの立地と規模のお店で、店主の個性が滲み出ている空間と空気が漂っている。流石に雨風に晒される外部は別だが、店内は5年も経ったとは思えないほど綺麗に手入れが行き届いており、つくった者からすれば嬉しい限りである。二時間ほどの時間であったが、合間を見て厨房から出て来た時に話を聞いた中では、こういうご時世なので大変ながらも良いお客様が付いているようで安心した。雑誌等の取材もかなり引き合いがあるらしいが媒体を選んでいるそうで、客層的には崩れずに済んでいるみたいである。 その後、まだ間に合いそうだったので川口のお店へと向かった。ここは独立一年目に知り合いと一緒にコラボレーションしたお店で、彼がデザインを担当し、私がプロデュースを担当した。以前は出前が9割のお店であったのだが、都市計画に引っ掛かり代替地を貰い移転して店売りのみの業態にがらりと変えて大成功した。しかし、その成功の裏には涙ぐましい努力があった。何せ出前9割のお店なので所謂袋物と言われるレトルト商品を多用していたので、一品料理や創作メニューなど全く縁がなかった。 店が出来てトレーニングをしていた際には女将さんは涙を流しながら頑張った。忙し過ぎて身体を壊したこともあった。その当時から比べれば少しは落ち着いて来ているが、今でもかなりの売上げを維持している。嬉しいことに息子さんが継いでくれそう感じだとのことで、その話しをしているご夫妻の顔が綻んでいたのが印象的であった。 気になる点も幾つか目に付いたが、結果がきちんと出ているので余り五月蝿いことは言わずに帰ることにした。結果オーライと言えばそれまでだが、ちょっと気になる点が多かったので、時期を見てもう一度行ってみようと思っている。 -
|
|