コンセプト - 2004年07月13日(火) 店づくりに於いて必要不可欠なものが「コンセプト」である。商売とは経営とは蕎麦屋だから単に蕎麦を出せば良いというだけのものではない。そこにはターゲットや雰囲気、客単価やメニュー構成といったものを一つ一つ考えながら店づくりの全体像を構築していくのだが、それを曖昧にするとどうなるか?どこにでもある普通の店になり、近隣の競合店との食い合いになってしまう。 ポッチーランドとしていつも考えていることは蕎麦屋らしくない蕎麦屋であり、薀蓄を言いながら蕎麦を食う人を極力排除した店づくりである。だからそういう人からすれば邪道と思われることもあるであろうが、そんなことは勝手に言えば良いことであり気にはしない。ここでも何度となく書いてきたことだが「普通の人が普通に食べに来る」ということを大きなテーマとして考えている。 「蕎麦」を通じて「粋」や「風情」というものも感じて欲しいし、「蕎麦屋酒」という独特の分化とも言えるのだろうか、蕎麦屋で酒を楽しむという行為をもっともっと沢山の人達に味わってもらいたいという願いが込められている。だけど隣で薀蓄語られたりすると一般の方は興醒めしてしまうし、蕎麦屋に対して近寄り難い空気を感じさせてしまうことにもなる。 そもそも狙っているターゲットが異なるのだから仕方がないことでもあるが、そういう店があっても良いと思っているし、それを求めている人達って多いということでもある。また業態が違えば丼物を出している店だって多いけど、それをどうこう言うのも理解に苦しむ。「業種」と「業態」は違うのだし「手打ち」が全てとも思わない。老舗は機械打ちでも良いけど新興店は手打ちみたいな風潮もどうかと思う。 蕎麦は蕎麦だし、いろいろな業態が存在しそれぞれが成り立っている訳だから、あとは消費者が利用動機によって使い分ければ良いことである。それぞれのスタイルが店のコンセプトということにもなるのだから自分の価値観に合わなければ行かなければ良いだけのこと。 -
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