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「レイアウト」と「デザイン」の違いについて - 2004年07月05日(月)


「レイアウト」と「デザイン」・・・これは一般的に聞く言葉であるが、実際には何がどう違うのかということを二つのお店の画像を見比べながら検証してみたいと思う。

では、この2つを解り易く説明するとこういう表現になる・・・

□ Layout ・・・<配置> <平面的なもの>
□ Design ・・・<意匠> <視覚的なもの>

下の二つの画像を見比べて頂きたい。平面的なものとしてのレイアウトは大きな違いはないが、立体的なものとしてのデザインはこれほど大きく違って見えてくる。大まかに言うとこれがレイアウトとデザインの違いということである。


<レイアウト上の共通点>

□ カウンター・・・画像上、手前は片面で奥の一部は対面式のものになっている
□ カウンターバック・・・飾り棚になっており間接照明によっての演出されている
□ タペストリー・・・アクセントで付けた飾りものでピンスポットタイプの照明で演出している


<デザイン上の相違点>

□ カウンター・・・素材は同じタモの無垢材だが色彩と分かり難いが表面処理も違う
□ カウンターバック・・・同じく色彩を変え中央部の光の演出も変えている
□ タペストリー・・・麻(和風)と皮(洋風)の素材の違いと照明の当て方の違い


こういう風に素材感や色彩を変えることによってデザイン的には大きく変わってくることになり、他にも変えている部分としてカウンターの高さも違う。上は「和」を前面に出したデザインなので低い通常のテーブルと同じ高さ(70cm)で、下は「洋」をイメージし少し高め(90cm)に設定している。実際にはこの違いだけでも視覚的にも感覚的にも大きく違った店として捉えることが出来る。

またカウンターバックの中央部は上は行燈ボックスを設け<光の箱>として演出し、下は天井から吊るしたルーバーに隠されたスポットライトで壁を照らした<光の壁>としての演出をしている。同じ光を使った演出でもパーツを変えることによってこれだけ違うものに変化し、壁面の素材も左官材であるけど素材や色彩、表面のテクスチャーの違いによって変化を付けられれる。

画像ではちょっと見難いかもしれないが椅子によっても店のイメージというものが大きく変わってくる。上は木の素材を生かした「無垢材」のもので、下はシャープさを生かした「皮(合皮)」のもので、店全体から湧き出るイメージに合わせて決める訳だが、例えばこれが正反対に置かれてあったらどうだろうか?見た人全てが違和感を覚えることになるであろう。まあ、それが良いと思う感性の人も中にはいるだろうが・・・

平面図だけを見ればこの二つのお店の違いは殆どわからないであろうが、こうやって実際に出来上がったものでの比較をすれば一目瞭然である。でも、店づくりに於いて肝心なのはレイアウトを如何にして限られたスペースでまとめ上げていくかということで、デザインはその先にあるものという捉え方を私はしている。だたし、和か洋かの違いはもっと早い段階で決定しなければならない。

それから、例えばリニューアルを考えている場合に全面的に造り替えなくても現存するものを使いながら大きく変化を付けられるということにもなる。ちょっとした工夫で大きな効果を得られるということである。
























<SHOP DATE>

■ 中町 おそば杉本(なかちょう おそば すぎもと)様
■ 東京都目黒区中町2-44-15
■ 電話番号 03-3710-7828
■ 定休日  毎週水曜日 第2火曜日
■ 営業時間 11:30〜15:00  17:30〜21:30 (LO 21:00)
























<SHOP DATE>

■ 蕎・馳走 岩舟(きょう・ちそう いわふね)様
■ 東京都豊島区南大塚3-53-9
■ 電話番号 03-3987-9266
■ 定休日  毎週日曜日 第2.4土曜日
■ 営業時間 12:00〜15:00  18:00〜22:00 (LO 21:30)




これからもこういう比較検証や、デザインなどに関する説明みたいなものもしていこうと思う。また新しいHPのコンテンツにも追加して参考資料として何かのお役に立てればとも思っている。

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