■■■ ぽっちーの独り言 ■■■... pocchyland presents

 

 

どっちもどっちかな! - 2004年06月21日(月)

昨日放映されたとあるドキュメンタリー番組を録画しておいて今日見たのだが、どうしてテレビって誇張して面白おかしく演出するのだろうか?そしてヤラセ的な演出も然りで、またまた今回もその類のものがあった。

これから蕎麦屋を開業しようとする数人をそれぞれの置かれている状況を紹介した上で取り上げているのだが、その中の一人のドキュメンタリーの一部での一コマ。場面ではとある厨房業者さんの請求金額が思ったよりも高過ぎると実名を上げて店主がコメントしていたが、郵便受けから取り出して開けようとした封筒はとある食材業者さんからのものであり、その場面というのはあきらかにヤラセである。奥さんがいろいろなもの(後から追加したものなのかな?)が入っているから仕方がないとフォローしていたけど、普通に考えればその場面だけ見た人は契約金額よりも何故か請求額が高いという印象を持ってしまう。しかも実名を上げて言われた会社は堪ったもんじゃないだろう。当然ながらそういう内容のものを放映するなんて知らないだろうし、これがテレビの怖さである。

業界関係者やこれから開業しようとしている人なら知っている会社であり、今回の放映で誤解をした視聴者だっているはずである。テレビはその一瞬の捉え方で人それぞれ様々な印象を持つだけに慎重に内容を吟味しなければならない。雑誌は読み返すことが出来るけどテレビは録画していなければ一瞬の出来事である。ポッチーランドで手掛けたお店では極力テレビへの露出を控えているし、雑誌とて媒体を選んだ上で掲載を検討してもらっている。出来る限り取材にも立会い、原稿チェックまでするようにしているが、最終的に異なる表記をされたこともあった。ましてやテレビは怖い・・・。余程まともな番組以外はお断りしてもらっている。一軒だけとんでもない番組に出てしまったお店があるが、私は激怒し放映した某局へクレームを入れたが当然如く返事など来るはずもない。ましてや彼等にとっては視聴率を上げるためならこれくらいのヤラセ(俗に言う業界用語?で演出とも言うらしいが・・・)など日常茶飯事であるからだ。

今回の番組にしても私には理解できない。何が理解できないかというと、これから未知の世界へ飛び込み大変な苦労をしていかなければならない人達がテレビへ出ていろんなものをさらけ出して面白おかしく紹介されて良いことなど何もない。寧ろ変に錯覚してとんでもない方向へ行かなければ良いのだがという心配事の方が大きい。テレビに出ることで有名人にでもなったつもりなのか、はたまたなりたいとでも思っているのか?理解に苦しむね。

申し訳ないがメインで取り上げられた2軒のお店はこの先々大変な苦労が待ち構えていることであろう。オープニングの難しさや厳しさをあのようなシチュエーションで迎えたことへのしっぺ返しがね。商売の素人を開業させることが仕事である私からすれば彼らは甘過ぎるし、ふざけ過ぎてるね。自分達の置かれている立場を何もわかっちゃいない。勿論、あの程度のレベルの方とは仕事をするつもりなどないけど・・・

出る方も出る方だけどそれを許した方も俺には理解できないな。商売の厳しさを教えていかなければならない立場を考えたら果たして・・・?



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