不思議に思うこと・・・ - 2004年03月25日(木) とあるお店での出来事を・・・ メニューの字が小さいから帰ると言って来たお客様がいたらしい。他にも字が小さいとか店が暗いとか、または入り口が分からないとか言って来る方がいるらしい。でもメニューの字は前のお店の時よりも大きいし、明るさだって照度的には前よりも明るくなっているし、入り口だって前の時よりも遥かに分かりやすくなっているにもかかわらずそういうことを言って来るというのは符に落ちない。結局そういうことを言って来る人っていうのは新しい層ではなく、以前のお店のお客様が殆どであると言っても過言ではない。 これまでもリニュアール物件を手掛けて来たが殆どのお店で同じようなことを言って来るお客様がいる。いちいちその場で反論しても仕方がないのでお店の方もあまり気にはしていないが、どうしても店が新しくなると一言ニ言なにか言いたくなる人っているものである。不思議なのは近所にあるFCの飲食店に入ったらここよりも小さなメニューにもかかわらず文句など言っていない。いわゆるチェーン店にはそういうことは言わない。でも、個人店には平気で言って来る不思議さはよく分からない。 リニュアールの場合、正直言ってそういうお客様が来る事は想定しいるので予めお店の方にはきちんと伝えておくが次に繋がらなくてもいいと思っている。客層を入れ替えようとする場合今後のターゲットから外れるのがそういう方々である。店が客を選ぶ?何を言っていると思われる方がいると思うけど、ポッチーランドが手掛けたお店の殆どはそういうコンセプトのお店である。とにかく店だけ綺麗にして欲しいとか万人受けする店をつくって欲しいという依頼は皆無であり、FFやFRみたいなコンセプトでは仕事は受けない。 でも、そういうお店を求めている人って以外に多いのである。うるさい居酒屋や薀蓄まみれの蕎麦屋には寄り付きたくないから静かで自分の好みに合う店を探し求めている。だからそういう相思相愛の中での選択によって互いのよい関係が生まれ継続していく。誰でもいいからというコンセプトでは結局は時代や景気に左右され易い店になり下がってしまうことになる。 客も店を選ぶが店も客を選んでいいのである。店のコンセプトを理解し共感し合える人に来て頂くことによってレベルが維持出来るのである。 -
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