the end・・・ - 2003年03月28日(金) 今日で父の会社を閉鎖した。入院中の父が退院しても復帰は無理との医者からの通告があり、後を継ぐために入った弟も残った社員も継続してやる気がないので止むを得ず廃業させることにした。小さな旅行業者であるが地元では歴史もあり、以前はそれなりの売上もあったらしいが、競合店の出店や昔ながらの商売のやり方では売上もピーク時からは大部落ちて来ていたらしい。 商売というものは決して永くやっていたから良いというものでもないし、時代の流れを汲み込みながら常に前を向いて戦略を練っていかなければならない。それを昔ながらの戦術だけでは無理がある。それにもっと早く気が付けばよかったのかもしれないが、頑固な分そういうアドバイスにも耳を貸さなかったツケも廻ってきた。 これまで何度か自分が後を継ぐことも考えたことはあったが、デザインという仕事は捨て切れなかったし、独立してからは残念ながらそういう状況にも気持ちにもなれなかった。後を継いだ弟にも再三口をすっぱくして言って来たが、仕事というものの本質を理解出来ていない者は成功はしない。ご用聞き営業だけでは仕事なんて取れないし、提案をどれだけ出来るか?どうしてもそこでなければならない理由付けが出来る企業であるか?この辺が著しく欠けていたようにも思える。 父の顔だけで仕事を継続させていくには今となっては時代が許さない。規模を縮小しての継続を考えていた矢先での入院であったが、今回は丁度いい機会かもしれないかな。母は電話の向こうで泣いていたが、元は母方の祖父が始めた会社であるからやるせない葛藤もあったことと思う。人手に渡った時期もあったが、最後は自分の元で閉鎖出来ただけでも良かったのかもしれない。 平成15年3月28日 午後5時・・・ 株式会社 東北ツーリスト・・・今日ここに終わる。 永い間、ご苦労様でした・・・ 後を継がなくてごめんなさい・・・ 私には今のこの仕事しか考えられなかったから・・・ -
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