テクスチャー - 2002年11月02日(土) 技法とでも言うのであろうか?表面の仕上げの感じや技術的な施工方法を考えて具体的に形にする。私がデザイナーとして手掛けるお店はあまり規格品を使わない。出来る限り手作りや手を加えた形で仕上げるようにしている。 床にしても規格品の左官材は存在するが、どうも仕上った表情が画一的で気に入らない。だから最近は左官業者さんからの提案で面白い仕上げ材を使うようにしている。今回は床だけでなく外壁にも面白いテクスチャーの仕上げ材を使うことにしている。何度もサンプルをつくり、入れる骨材を変えたり、色を変えたり、コテのならし具合を変えたりして決めていく。 今回はスポンジを加工して作ったものでやわらかい感じのラインを出し、それを後からコテで軽く押さえる。仕上ると何とも言えない表情が生まれてくる。全て手作業なのでラインの具合やコテの押さえ方にバラツキが出るのだが、それがいい感じの味わいとなり落ち着いた存在感が出てくる。これは左官業者さんからの提案であるが、常に新しいものや面白いものを探し求めていく楽しさもある。 何処にも存在しないオリジナルの外壁が出来あがるのであるが、色使いにしても見本帳から選んで色決めなどしないし、その都度オリジナルの色を塗装業者さんに調合してもらう。やっている方は大変な作業だと思うが、お店の方にとっては一世一代の大舞台となるのだから、こちらとしても力が入るし気合も入る。施工業者さんの中には面倒くさいから色なんか見本帳から選んでくださいなんて平気で言ってくるところもある。残念ながらこういうところとはいいものはつくれないかな? 矢口のお店もいよいよ大詰めだ。残り4日間でほぼ完成するが、凄い店が出来あがると思う。 -
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