満足感って・・・ - 2002年08月11日(日) 飲食店で本当に満足出来るって一体どういうことなんだろう? 旨けりゃそれなりに満足は出来ると思うが、他で嫌な思いをしたらそうはならないであろう。それに飲食店って食べてさっと出て来るだけではないんだよね。そういう業態のお店もあるけれども、今はそれだけでは満足してもらえない状況になってきつつある・・・そんな時代である。 今日、鎌倉のとある蕎麦屋に行って来た。暫くは店内がざわつき、更に相席の相手が暑苦しい人達だったのでちょっと嫌だったが、その後はそのお店本来の静かな風情ある空間で家族共々至福のひとときを過すことが出来た。では、その満足感って何処から出て来るのだろうか? このお店の蕎麦は最高に旨いか?というと決してそうではない。もっと旨い店は沢山存在するし、肴のレベルも別に普通である。では、何故そこまで満足出来るのかと考えて思ったことは、普通の人が求める店って結局はトータル評価なんだよね。一部のマニアックな人々とは判断基準が大きく異なるし、普通の人が普通に求める店ってそういう判断になるものだと思う。 このお店は以前はあまり知られていなかったが、ここ2年位でマスコミにも頻繁に登場するようになり、客層も若干変わって来ているのがちょっと気になるが、満足感はさほど変化していない。蕎麦も普通と言えば普通だし、商品自体に特別なものは何もないと言えるだろう。しかし、このお店で食事を楽しむ、酒を楽しむという行為自体が楽しいのである。こういう行為を理解出来ない人もいるだろうが、そういう人には何を言ってもそういうことになるだろうから相手にはしないし、この店の良さをわかってもらおうなんて思わない。 空間、空気、人・・・商品自体が普通でも客が求める要素が多く存在していれば満足出来る人も存在することになる。今、苦しんでいるお店やこれから開業しようとしている人は参考にして欲しいと思う。ひとつだけ突出させるのではなく、全体がバランス良くある程度のレベルを維持出来れば評価される店になるのである。 客の求めるニーズをよく探り、それに応える店づくりがこれからの時代に必要な考え方であると思う。 -
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