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コラム・3 - 2004年02月09日(月)

「古賀潤一郎」

「学歴と能力の間には関連があると思いますか」。NO67%。「日本は学歴を重視する社会だと思いますか」。YES77%。朝日新聞社の世論調査の結果である。

面白いほどに矛盾した世論の声である。今回の古賀潤一郎衆院議員の学歴詐称疑惑に関連付けて言い直すと、67%は有権者の声であり、77%は政治家の声といったところか。国民は学歴を意識していないというのに、なぜ政治家は学歴を偽ろうとするのか。国民と、国民の代表者との意識のズレが、ここにはある。

確かに学歴は人を判断する一つの物差しである。学歴にはその人の努力や能力が反映される。よってその物差しを偽るということは、自分という人間を偽ることを意味する。そんな人間が、国会に立っていたのだ。

今回の古賀議員の騒動で、いまだに学歴に固執する政治家のおかしさが浮き彫りになった。そして何よりも、大切なものを失った。

「信頼」。有権者と政治家との距離は、遠い。


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