ぼそっ・・と独り言
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日本車は、10年も経ったら、本当に必要な「それにしか使用しない」特殊ネジとか特殊パーツとかから無くなってしまう。 だから、日本の旧車をリビルトしようにも、互換性の無い、本当にどこにも売っていない特殊パーツが無いため、泣く泣く諦めてしまうことになる。 (まあ、器用な人とか、加工技術者とお友達の場合は違うが・・・) それに比べてハーレーは、それこそ100年前のバイクすら修復できるパーツを、今でも製造し続けている。 これって、本当に凄いと思う。 だから、はっきり言って採算は取れないと思うが・・作ってくれているだけ感謝しないといけないかもしれない。 あちらのパーツメーカーは、各種のパーツを作っているものの、いちどきにいろんな物は製造しない。 ハーレーのこまごましたパーツを見てもわかると思うが、 「売れないとわかると一気に生産中止して、一番欲しい特殊パーツからなくなってしまう日本車」 と違い、地道に、どこかでこれを必要としてくれる誰かのために、生産の技術(工程)は残していてくれるのだ。 だから、その製造方法も、日本とは違う。 つまり、今日は「これ」明日は「これ」と言うように、注文が多いものから取り掛かる。 あまり作っても売れないものは、当然後回し。 B/Oが溜まってきて、注文の数が増えると、 「どれ、ぼっちり作るとするか・・・」と言った具合で製造に取り掛かるわけだ。 先の話のB/Oだが、メーカーに溜まったB/Oの数は、注文を待っている人の数ではない。 蓋をあけたら、全部一人の人が一回一回注文したものかもしれない。 必要数1と言うこともありえるわけだが。
「どうしても、どうしても、どうしても欲しいから!!!」 と言ったB/Oが溜まって、やっとこ製品化される。 意外に早い場合もあれば、案外遅い時もある。 ただ、今のアメリカの状態は、不況突入の兆しありで、パーツメーカーが一斉に無駄な在庫を抱えないように、製造を控えている。 需要と供給のバランスが非常に悪い。 直接問い合わせて作ってくれるようなら、いくらでも言うのだが・・・ まずはB/O、腐ってもB/Oなのである。
大陸の人と付き合うには、それなりに気が長くないと・・・テンポが違う。
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