ぼそっ・・と独り言
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2002年08月13日(火) バックオーダー 2

日本車は、10年も経ったら、本当に必要な「それにしか使用しない」特殊ネジとか特殊パーツとかから無くなってしまう。
だから、日本の旧車をリビルトしようにも、互換性の無い、本当にどこにも売っていない特殊パーツが無いため、泣く泣く諦めてしまうことになる。
(まあ、器用な人とか、加工技術者とお友達の場合は違うが・・・)

それに比べてハーレーは、それこそ100年前のバイクすら修復できるパーツを、今でも製造し続けている。
これって、本当に凄いと思う。
だから、はっきり言って採算は取れないと思うが・・作ってくれているだけ感謝しないといけないかもしれない。

あちらのパーツメーカーは、各種のパーツを作っているものの、いちどきにいろんな物は製造しない。

ハーレーのこまごましたパーツを見てもわかると思うが、
売れないとわかると一気に生産中止して一番欲しい特殊パーツからなくなってしまう日本車
と違い、地道に、どこかでこれを必要としてくれる誰かのために、生産の技術(工程)は残していてくれるのだ。
だから、その製造方法も、日本とは違う。

つまり、今日は「これ」明日は「これ」と言うように、注文が多いものから取り掛かる。
あまり作っても売れないものは、当然後回し。
B/Oが溜まってきて、注文の数が増えると、
「どれ、ぼっちり作るとするか・・・」と言った具合で製造に取り掛かるわけだ。

先の話のB/Oだが、メーカーに溜まったB/Oの数は、注文を待っている人の数ではない。
蓋をあけたら、全部一人の人が一回一回注文したものかもしれない。
必要数1と言うこともありえるわけだが。

どうしても、どうしても、どうしても欲しいから!!!」
と言ったB/Oが溜まって、やっとこ製品化される。

意外に早い場合もあれば、案外遅い時もある。

ただ、今のアメリカの状態は、不況突入の兆しありで、パーツメーカーが一斉に無駄な在庫を抱えないように、製造を控えている。
需要と供給のバランスが非常に悪い。

直接問い合わせて作ってくれるようなら、いくらでも言うのだが・・・
まずはB/O、腐ってもB/Oなのである。

大陸の人と付き合うには、それなりに気が長くないと・・・テンポが違う。





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