物の価値観は、必要な人には必要で、不要な人には不要だから、世の中売買が成立している。
ま、これ当然の話ではあるが。

ある人にとっては捨ててもいい品物でも、欲しい人とっては、大金はたいてでも買いたい代物かもしれない。
探している人と売りたい人が、ちょうどのタイミングで出会う、めぐり合わせも運命を感じる。

一部の人にとって古ければ古いほど喜ばれるものがある。
「う〜ん。味が出ている」と言うようなモノを好んで探される人もいる。

大体、そう言うお客さんは、ミーティングでしか会わないが、店開きを楽しみにしておられるので、二年続いて休んだ後はクレームを言われてしまった。
「今年は、アレ持って来ていない？」と聞かれたお客さんは、その前年、あるパーツを全部買占めて帰られた人。
ミーティングだから、普通来ないような、遠方まで、みんな足を伸ばしている。

パーツの好みも個性があって面白い。

そのうち床が抜けるのでは？と、いつも心配している店の二階は、そう言う掘り出し物の山であり・・・
不要な人にとっては、ごみの山でしかない。
でも、そろそろせっせと売らないと、いい加減重量オーバーのような気がする。

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