ぼそっ・・と独り言
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サラリーマン時代、ほぼ何でもやっていた。
もともと営業だが、機械の設計、製作、修理、発注、現場の作業、配達・・・ 果ては、新工場の設計図まで。 国際特許もいくつか取ったが、全部会社勤め時代のものだから、発明者はさておき、会社に権利がある。
当時、売っていたのが一つ何億とする機械だから、修理となると本社からと、こっちからも説明にとで、少なくとも3人ぐらいで出かけなくてはならない。 もともと作った機械だから、修理もできる。
そのうち、相手にもそれがわかると、お呼びがかかるのが、「一人で全部できる人をお願いします」となった。 相手側にしてみると、接待も宿も一人分で全部まかなえれば、経費の節約にもなるわけで、これほどお手軽な相手もいない。 その分こっちが大変なのだが。
今、新しく来ている人は、僕はメカニックをしないと思っている人もいる。 たまたまジェームスが休んだ時、メカニックをしたら、Kさんが目をむいで驚いていた。 ジェームスのメカニックを見慣れている整備士二級の彼が、ずっとそばで深いため息をついていた。
いつまでも僕がいるわけではないから、後進を育てるためにも、メカニックは息子たちに任せている。 「(僕が)もう一人いるといいね」 と言われても、自分は一人で十分。
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