ぼそっ・・と独り言
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2002年03月22日(金) 一人で十分

サラリーマン時代、ほぼ何でもやっていた。

もともと営業だが、機械の設計、製作、修理、発注、現場の作業、配達・・・
果ては、新工場の設計図まで。
国際特許もいくつか取ったが、全部会社勤め時代のものだから、発明者はさておき、会社に権利がある。


当時、売っていたのが一つ何億とする機械だから、修理となると本社からと、こっちからも説明にとで、少なくとも3人ぐらいで出かけなくてはならない。
もともと作った機械だから、修理もできる。

そのうち、相手にもそれがわかると、お呼びがかかるのが、「一人で全部できる人をお願いします」となった。
相手側にしてみると、接待も宿も一人分で全部まかなえれば、経費の節約にもなるわけで、これほどお手軽な相手もいない。
その分こっちが大変なのだが。

今、新しく来ている人は、僕はメカニックをしないと思っている人もいる。
たまたまジェームスが休んだ時、メカニックをしたら、Kさんが目をむいで驚いていた。
ジェームスのメカニックを見慣れている整備士二級の彼が、ずっとそばで深いため息をついていた。

いつまでも僕がいるわけではないから、後進を育てるためにも、メカニックは息子たちに任せている。
「(僕が)もう一人いるといいね」
と言われても、自分は一人で十分。


まさくん |MAILHomePage