ぼそっ・・と独り言
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2002年03月16日(土) 後からわかること

フリーターで稼いだ金額をほとんどつぎ込んで、食べるものも食べずにバイクに貢ぐ若者が多い。
諸悪の根源はV雑誌だけど。


どれが良いか悪いか解かるには、彼らには数十年かかるかも知れない。
いろんな話を聞きすぎて、何が本当かわからなくなってきている。

彼らは、やたら古いものに乗りたがる。
機械モノは、「その持ち味を大事に出来ないなら」 新しいものがいいのに決まってる。
(ただ、古いハーレーはハーレーらしいのは確かだが・・)

スーサイド。グースネック。ロングフォーク。
それから、フォークをスプリンガーにするか、ナローにするか、ワイグラにするか・・・
V-twin・・パウコ、のパーツはどれがいいか。
ロートンネル、ハイトンネルはどっちがいいか。
ブレーキをドラムブレーキにするか・・・・
イグニッションはポイントだ
タイヤは古いパターンだ
ぱっぱか言わなければハーレーじゃない
等々 こちらから言わせれば変なところに悩みまくる。

バイクは走っていくらだろ・・と、言いたい。
「走りにくくなるよ」と言っても聞かないし、そうしておいて『走りにくい』と文句を言う。
君君、わかってないよ。

このパーツは、この会社で買わないといけない・・・などと、そういうこだわりを、アメリカ人はまったく持っていない。
本当のこだわりのある人は、本当にいいものを欲しがる。
素直な人は、いろんな可能性を無限に持っている。


ディーラーの神話に踊らされていないのはいいとしても、ハーレーの神話に踊らされている。
それの鬱憤を、バイク屋に持って行って喧嘩になり、それで自分のバイクライフを終わる。

人は、霞を食べては生きていけないのに、バイク屋には平然とそれを強要する。
御終いには自分は客だと開き直る。
一年に二回しか乗らないのに、バッテリーが上がったと苦情をいう人もいた。
充電したのにかからんと言われて見たら、バッテリー液がない。
疲れる。

はじめにしつこく「止めておけ」と言った事も、きれいさっぱり忘れているし、普通なら自分がさわって変にしたのは、クレームでもなんでもない。
これはいいよと薦めても、機械なんだからそういう無茶な使い方をしたら、ぶっ壊れるのは必然的。
古いバイクを乗りたがるのに、そのバイクを愛してはいないわけだ。

はっきりお客に言うところは、「あんたで、やったんだからうちの感知するところではない」、だそうだが・・・。

人のせいばかりにして生きてはいけない。
自己責任の世界は、自分で責任をとらないといけないと言う事を知らなくてはいけない。

「信用する」も、「しない」も、自分が経験不足なために、受け取れない人が多いのは、如何ともしがたい。

うちではそれを我慢して付き合ってるから、また若いお客さんが帰ってくる。
これって、本当にうれしい。

我慢することにも意味がある。

今日、お客さんに言われた。
「ここは、たどり着く店なんですね」




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