ぼそっ・・と独り言
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2001年10月05日(金) それに乗る資格

カウンタックに乗って、なんでカローラみたいな扱いがだめなんだと、怒る人がいた。

馬力あって、乗って面白いのだけど、(自分の扱いの悪さは棚上げにして) 扱いは (神経使わないでいい)カローラでなければと、むちゃくちゃな話をされる。

カウンタックは、馬力はあるけれど、非常にくせがあり、それを受け入れる事が出来なければ、乗ってはいけないものなのだ。

そもそも、そのカウンタックは、彼が苦労して手に入れたものでもないし、作り上げたものでもないから、彼の中で歴史がないのだ。
労せずして手に入れたものは、簡単に手放す事も出来る。
見栄と外見とパワーで買ったのかもしれないが、「それはそう言うものだ」ということを理解して乗らない限り、乗りこなす事は無理だろう。



息子が、古いベンツに乗るようになって、立て続けにあちこち壊してしまった。

歳が若いのもあるし、教習車のような感じでハンドルを切ったり、国産車のようにエアコンを目いっぱい利かせて、渋滞などを走るから、今まで問題もなかったところがお釈迦になってしまったのだ。
その車は、他の誰が乗っても、いままでそう言う問題を起こさなかったので、知りえなかった事だが、「やってはいけない」と言う事がある。

その後、そこには「気をつけて乗る」か、「気をつかってまで乗りたくない」かで、乗る資格が分かれてくる。

多少がさつな乗り方をしても問題がないように望むなら、そう言う車両を選ぶべきで、それがハーレーで言うと純正品の考え方なのだ。
乗って面白くないけれど、特に何も問題ない。
非常に物足りなさを感じるが、苦情を言われるよりはいい。

効き過ぎて転倒するより、効かない方がいいという理由で、エボのブレーキはあまり効かないように出来ていた。

メーカーとしては、誰がどう乗っても、何も苦情言われないというところで腐心している。
そこから、一歩踏み出して、もっと面白くもっと楽しくもっと良いものを、と考えるのがカスタムなのだ。
そして、カスタムの一番大事な事は、自分がその車両をどのくらい愛情もって接しているかと言う事につきる。


愛せないものには、乗る資格もない。





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