今の現場は住宅街の真ん中にあるデカい検査場なので、別に騒音を出してるわけじゃないけど送迎バスが一日中走ってたり、他にもまあ色々地域住民に迷惑をかけてるからって事で年に一度、目の前のグラウンドで夏祭りを主催して恩返し(懐柔?)しているらしい。
知らなかったが、ある所に申し込むと機材と指導係と材料を丸ごと調達できるらしい。あとステージもあって、太鼓叩いたりなんとかレンジャーのショーなんかもあるそうだ。結構気合入っている。
俺のいる部署はイカ焼き担当で、外様の俺が何故か準備・開店からの第一陣に入っちまっていた。一応説明を受ける。まあ焼くだけなんだけど。適当に手伝ったりビール飲んだり。
始まった頃に雨っつーか豪雨が降り出す。雨天中止って話だったが、始まっちまったもんは仕方ない。
付近住民には1000円分のチケットが配られているらしい。食い物、飲み物全部200円くらいなので結構楽しめると。大盤振舞いだな。
つーか開始1時間後にはもうチケットなんて関係なくなってて、勝手にイカ持ってかれたり配っちゃったりしてる。他の所もそんな感じ。収まる気配のない豪雨に後半はもう地域住民も社員の家族もいなくなって、それぞれのテントの下で飲み会になっていた。
この部署で唯一の20代である俺はいつの間にか盛り上げ役なママさん社員のパシリとなり、どしゃ振りの中ビールをひたすら運ぶハメに。戻って一杯飲んで、またパシリ。結局相当飲んだ。みんなはもっと飲んでいた。
独身なのも俺だけ。「彼女いるの?」と突っ込まれ「いや、今はいないッス」と答えると「なによあんたフラれたの?しょうがないわね〜いっくらでも紹介してあげるわよそんなん」と言われた。期待しないでおこう。どうせ明日には忘れてる。
20時半頃終了となり足を泥だらけにして脱出したが、これで終わらなかった。
前出のママさん(この時点でも名前知らない)が「次行くわよ」と言い、ズブ濡れ状態でカラオケBOXに移動。俺だけ原付で移動したので知らなかったのだが、後から話した事もないお偉方が続々と入ってくるじゃありませんか。つーか見た事ない人もいるし。とりあえず挨拶。
お偉方もやはりある程度酔っている。今まで何度かしか話した事のないリーダーの上司と風俗の話で盛り上がった。
「若いんだから最近の曲歌ってよ」と言われて一瞬戸惑ったが、このメンバーにおける「最近」というのは過去7〜8年、下手すりゃ10年以上前まで当てはまるらしい。何を歌っても何らかの反応はあった。
マジで演歌歌う年代とカラオケ行ったのは初めてでなんか新鮮な気分だった。違う商売してたらこれが当たり前なんだろうけど。