「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2004年03月10日(水) ミー、若木骨折

学校から電話。
「給食のときにお友達ともめまして、腕をひねられたんですがー、」
「すぐ行きます。」

すぐ行った。
保健室で大泣きのミー。
右手の甲が赤紫に腫れている。
折れたかな。
動かさずに整形外科へ。

さわると痛い。
どうも中指の手の甲部分の骨。

レントゲンでもはっきりとは出ないくらいの軽い骨折。
若い木の枝がしなるように反ってめりっと折れる子供特有の「若木骨折」。
大人の堅い骨なら無理に反ればポキンだが、子供の柔らかい骨はポキンとは折れない。

指をつかまれて手の甲がわに反らせるようにねじられたらしい。
痛いわなぁ。そりゃ。

本人が泣きつづけながら「いだい〜ぃ。」と言うので、
先生、「よしゃ!ギプスしたろ!な?」
と、ギプスすることに。

「女の人にはなぁ〜、このくらいやったら大丈夫です、ていうとあかんねん。
怒るで〜、ちゃんと見てください!て。
こらあかん、て、いうて、ガッチリやっとくとええねん。
それがさー男の人にはさーアカンて言うととたんにがっくりくるねん。わははは。」
と笑いながら、立派なギプスを仕立ててくださった。


ミー二度目の骨折。
しかも相手がまた同じ。
1度目は遊んでてはずみだったのかなと思える状況だったけれど、
今度のは違う。

相手の子は朝から別の男の子とケンカして、目をグーで殴ったらしい。
当然、叱られる。
叱られて気に食わないまま、イライラの矛先がミーにむいた。

給食係のミーのやってることに口を出したら、
ミーから、「これでいいの。」と言われてムカっときたらしい。
次の瞬間には組み伏せて手をねじりあげたそうだ。
先生より早く友達が助けに入ってくれたけれど手遅れだった。


1年生のときから、その子はそういうことが多かった。
話をして見ると優しい子なのに、
キレる自分を抑えられなくて毎日誰かがやられる。
男の子も女の子も好きな子も嫌いな子も見境ない。
2年生になって落ち着いてきたと思ってたのに。


夕方おかあさんが子供を連れて謝りに来た。

一度目は事故だと思うけれど今度は違うから、と、
お母さんが謝るのをさえぎって子供に話をする。

おかあさんに謝ってもらうのは筋が違う。
キミが友達にケガをさせないように自分で考えないとあかんのよ。
ムカッときてすぐにぱん!と手が出るのはアカン。
ムカッときたらまずムカッと来た理由を相手に説明し。
相手が何を考えてるかわかったら殴らんで済むことたくさんあるの。
もちろん、自分のために闘わなあかんときもあるけどな、
これ(ミーの右手)はアンタにとって闘わなあかんことでしたこととちゃうやろ。
おばちゃんもムカッと来ることはよくある。
でもいきなり殴ったりはせえへんよ。話聞くよ。
もう2年生やからできるはず。
今日から練習してできるようになってな。
お母さんどうしのこととちがうんやで。
キミが自分で変わらなあかんねんで。

母子でわかった。と言って、お母さんが言った。

「私、この子殴ってしまうねん。」

「なんで?」
「いらいらして。」
「それな、イライラしたら弱いもん殴っていいって子供に教えてるのと一緒やで。」
「そうか。そうやな。私も今日からがんばって変わるようにする。一緒に変わろ。」
と息子の腕を引っ張った。



子供同士はすぐに仲直りができて外で走り回って遊び始めた。
私もこの子とおかあさんが今の「嫌な自分たち」から抜け出てくれたらいいのになと、思った。


バイバイと見送ってからミーが、
「今度はミーがおうちに遊びに行くわ。」と笑っていた。








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