「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2004年03月04日(木) 初午

松阪には三大祭と言う三つの大きなお祭りがある。

夏の祇園祭、
秋の氏郷祭、
初春の初午。

三つとも駅前の商店街を中心に駅前大通を歩行者天国にして
出店がたくさん並ぶので子供たちは楽しみにしている。

うちの子供の通う小学校では
「4年生になったら友達同士で行くなら子供だけで行ってもよい。」
というゆるいルールがあって、
モックンは来年の夏の祇園祭からは友達と行くのを楽しみにしてるのだ。

子供たちだけで駅前に行くのにはバスを使う。
普段どこに行くにもおかあちゃんの運転で出かける子供たちに、
バスの乗り方実習を施すにはよい機会だ。
よし、今日はバスで行こう。

車で行かないならと、荷物をお財布だけにする兄妹。
よしよし。わかってるじゃないか〜。

うちから歩いてすぐのところにバス停があるので、
まずはそこに4人で向かう。
時刻表の見方を教えてもうじきくるねーと待っていたら、
「臨時」と書いたバスが来た。

??あれ乗っていいのかな。

運転手さんが開けた乗降口から叫んだ。

「駅前行くんか〜?」
「は〜い。」と返事。
「乗ってー。」

ぞろぞろと乗り込む。
臨時バス貸切。
祭りのためじゃなくて、学生のための臨時バスなんだそうだ。
駅前行きって書いてあるのに乗るんだよ、って教えたけど、
運転手さんが「乗ってー」ちゅうバスもローカルで楽しいなぁ。

お客が私たちだけなので、
気がねなくあちこち指差してモックンに教える。

子供料金は大人の半額だから、
ちゃんと自分の乗った停留所からの運賃表の大人運賃を2で割って5円は切り上げなくちゃいけない。
バスに乗るのには計算ができないといかんのだと知るモックン。
「駅前までは310円・・やから、155円・・で、160円?」
「うん。さっきの番号書いた券と一緒にお金をここに払うの。」

バスの動いてるときには立たないとか、
降りたい停留所の一つ前で小銭を用意しようとか、
ときどき運転手さんからもアドバイスもらいながら(なんせ貸切)駅前についた。

運転手さんが厄除け寺の道案内もしてくれたので、
ありがとうとバスを降りて厄除け寺に向かう。

お参りを済ませて、屋台を見て歩く。

子供たちクギヅケその1。
「熱帯魚すくい」
本物の熱帯魚をすくうわけではない。
スーパーボールすくいの熱帯魚フィギュア版。
ぷかぷか浮いてる熱帯魚のフィギュアを金魚すくいの要領ですくう。
300円×3。
あとからわかったけれど一番良心的なおっちゃんに当たったようだった。
300円でどれでも好きなフィギュアを選んでいいのはこの屋台だけだった。
マルはウミガメとゾウガメ。
ミーは青い熱帯魚とタツノオトシゴ。
モックンはゾウガメとツノダシ。
きっと今晩のお風呂に浮くのだこいつらが。

りんごアメを買って、
サツマイモフライを買って、
とどめに焼き鳥を買って駅前からまたバスに乗る。

一番後ろの席に並んでおとなしく座る。
周りは勤め帰りの人がほとんどだ。
「みんな疲れてるからね、はしゃいじゃだめなんだよ。」(ヒソヒソ)
「うん。」
マルまでおりこうに座ってる。
よしよし。

と、前の方の座席で若い男の子がケータイで誰かに言い訳しはじめた。
車内がみんなその子の下手な言い訳を聞く。

「モックン、あれは、ダメな見本。」(ヒソヒソ)
「うん。しっとる。」(ヒソヒソ)

行きと同じ道を走ってるのに、
日が落ちてしまうと、急に明かりのついた看板が目立っていつもの道が初めて見る道みたいだ。
おかあちゃんの車とは高さも違うから窓から見えるものが違う。
郵便局の次が降りるバス停だよ。
わかる?

「押していい?」

バスが郵便局を離れるとモックンが乗降ボタンを押した。
車内のボタンの紫色のランプがいっせいに着いて、次の停留所でバスが停まった。
料金を払って、ありがとう〜と運転手さんに御礼を言って降りる。

「バス、楽しいなぁ。」
「うん。遠足みたいやったなぁ。」
「またバス乗ろなー。」

寒かったけど、バスで出かけるのはワクワクしたと、子供たちは上手にバスを楽しんだようだった。
ワクワクしてる子供たちを見てるのがおかあちゃんは楽しかったよ〜。


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