「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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今日の保育園は、園の都合で午前保育である。
マルと、サーちゃん(母仕事)のふたりを車に乗せて、 「ね。おふたりとも、保育園帰りに、ランチでも、いたしませんこと?」 と、お誘いしてみた。
「ランチー!」 何のことだかわかっているのだろうか! とにかく大喜びである。
「でもさ、もしも行ってみて、 お子様、ダメそうなお店だったら、おうち帰ろうねぇ?」 「それって、どんなおみせー?」 「えーと、ピーマンとか、トマトばっかり出てくるお店。」 「ウン、帰るー♪」
店の駐車場に停めて、ふたりのスモックを脱がせて、店に入る。 「あのー。子供連れでもいいでしょうかぁ?」 とっても、やさしく、「いいですよー。どうぞー。」と案内される。
「久しぶりねぇ!おおきくなってー!」 と、おねえちゃんに声をかけられて舞い上がるマル。 よその人大好きなサーちゃんも初対面なのに、 さっそく「オレンジジュース、あるー?」と、 お姉ちゃんに甘えて聞く。
頼んだランチは、大人3人分と、 子供ふたりで大人ひとり分。
「ランチだもんね。」 と声をかけると、ふたりとも特別におすましするのがかわいい。
ご夫婦ふたりで切り盛りしてるんだと思うこのお店、 こじんまりしてて、インテリアのセンスもいい。 子連れには不向きかなぁと、思ってたら、 「ハイ。」と、 子供用の取り皿に暖めたプレートが出てきた。 う。 もうこれだけで、ヤルナ!ってなもんである。
大人用の前菜が出てきた。 お魚の冷菜と、あとのは、 ポテトサラダに見える。 「ブルーチーズも入ってます。」 ふうん。 子供たち、食べるかしら?
サーちゃんはものすごい偏食だ。 それゆえのぜんそくとアトピーで通院するほどの偏食だ。 そのサーちゃんが、 「おいしい。」といって、4分の3食べた!
も、感激ー!!である。 我が子ではないけど、我が子のようにしょっちゅううちでご飯を食べては、 はしでつつくだけのこの子がっ!!
「お、お、おねーさん!この子ね、すごい偏食なんですけど、 食べちゃいました!ありがとう。おいしかったー。」 皿を下げに来た奥さんを、思わず拝む。
そんなこと言う客めずらしいのかなぁ。 真っ赤になって皿を下げてくれた奥さん、 子供用に頼んだ、ハッシュドライスのランチを、 かわいい小さなプレート二つに分けて持ってきてくれた。 にこにこしながら、 「なんか余裕があったみたいで。」と、厨房を指す。
ありがたいなぁ。 しかも、これが、う、うまい。 見た目はかわいいけど、うまい。 大人用にはかかってるパセリがかかってないところが、気が効いてる!
そして、これまた、食べても一口かなぁと思っていたサーちゃんが、 一口残してみんな食べてしまった。
快挙だ。快挙。 いつもご飯のときにふんぞり返って必ず言う、 「サー、これ、だっきらい!」も一回も言わなかった!
子供って、正直ねぇ。 食べちゃったわよ。この人。
サーちゃんが食べるのに感動している母が気がついたときには、 うちの偏食のないマルさんは、ソースまみれになりながら、 あらかた食べてしまっていた。
帰りがけ、混んできた店内の厨房の横を通ったとき、 サーを抱えあげて、だんなさんにお礼を言った。
「ありがとうございましたー。 この子すごく、偏食で、何にも食べない子なのに、 ペろっと食べちゃいました。 おいしくいただきましたー。」
だんなさんは盛り付けの手を止めずに、 「そう!よかったー!」 と返してくださった。
迎えにきた母に、 「今日、サーったら、ハッシュドビーフにバターオムレツの乗ってるの、一皿食べたのよー!」 と言ったら、 「え?卵乗ってるやつ?ごはん混ぜて食べるやつ?うそー!!」 「ソースのたまねぎも食べたのよー!」 「うそー!!アンタ!(サーに向かって)どーしたん!!」 マルが胸はって、 「だって、ランチやもん!」
お嬢さん方、また今度、よろしかったら 保育園帰りに、ランチでも行きませんこと?
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