「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2002年07月12日(金) ランチ!

今日の保育園は、園の都合で午前保育である。

マルと、サーちゃん(母仕事)のふたりを車に乗せて、
「ね。おふたりとも、保育園帰りに、ランチでも、いたしませんこと?」
と、お誘いしてみた。

「ランチー!」
何のことだかわかっているのだろうか!
とにかく大喜びである。

「でもさ、もしも行ってみて、
お子様、ダメそうなお店だったら、おうち帰ろうねぇ?」
「それって、どんなおみせー?」
「えーと、ピーマンとか、トマトばっかり出てくるお店。」
「ウン、帰るー♪」

店の駐車場に停めて、ふたりのスモックを脱がせて、店に入る。
「あのー。子供連れでもいいでしょうかぁ?」
とっても、やさしく、「いいですよー。どうぞー。」と案内される。

「久しぶりねぇ!おおきくなってー!」
と、おねえちゃんに声をかけられて舞い上がるマル。
よその人大好きなサーちゃんも初対面なのに、
さっそく「オレンジジュース、あるー?」と、
お姉ちゃんに甘えて聞く。

頼んだランチは、大人3人分と、
子供ふたりで大人ひとり分。

「ランチだもんね。」
と声をかけると、ふたりとも特別におすましするのがかわいい。

ご夫婦ふたりで切り盛りしてるんだと思うこのお店、
こじんまりしてて、インテリアのセンスもいい。
子連れには不向きかなぁと、思ってたら、
「ハイ。」と、
子供用の取り皿に暖めたプレートが出てきた。
う。
もうこれだけで、ヤルナ!ってなもんである。

大人用の前菜が出てきた。
お魚の冷菜と、あとのは、
ポテトサラダに見える。
「ブルーチーズも入ってます。」
ふうん。
子供たち、食べるかしら?

サーちゃんはものすごい偏食だ。
それゆえのぜんそくとアトピーで通院するほどの偏食だ。
そのサーちゃんが、
「おいしい。」といって、4分の3食べた!

も、感激ー!!である。
我が子ではないけど、我が子のようにしょっちゅううちでご飯を食べては、
はしでつつくだけのこの子がっ!!

「お、お、おねーさん!この子ね、すごい偏食なんですけど、
食べちゃいました!ありがとう。おいしかったー。」
皿を下げに来た奥さんを、思わず拝む。

そんなこと言う客めずらしいのかなぁ。
真っ赤になって皿を下げてくれた奥さん、
子供用に頼んだ、ハッシュドライスのランチを、
かわいい小さなプレート二つに分けて持ってきてくれた。
にこにこしながら、
「なんか余裕があったみたいで。」と、厨房を指す。

ありがたいなぁ。
しかも、これが、う、うまい。
見た目はかわいいけど、うまい。
大人用にはかかってるパセリがかかってないところが、気が効いてる!

そして、これまた、食べても一口かなぁと思っていたサーちゃんが、
一口残してみんな食べてしまった。

快挙だ。快挙。
いつもご飯のときにふんぞり返って必ず言う、
「サー、これ、だっきらい!」も一回も言わなかった!

子供って、正直ねぇ。
食べちゃったわよ。この人。

サーちゃんが食べるのに感動している母が気がついたときには、
うちの偏食のないマルさんは、ソースまみれになりながら、
あらかた食べてしまっていた。


帰りがけ、混んできた店内の厨房の横を通ったとき、
サーを抱えあげて、だんなさんにお礼を言った。

「ありがとうございましたー。
この子すごく、偏食で、何にも食べない子なのに、
ペろっと食べちゃいました。
おいしくいただきましたー。」

だんなさんは盛り付けの手を止めずに、
「そう!よかったー!」
と返してくださった。



迎えにきた母に、
「今日、サーったら、ハッシュドビーフにバターオムレツの乗ってるの、一皿食べたのよー!」
と言ったら、
「え?卵乗ってるやつ?ごはん混ぜて食べるやつ?うそー!!」
「ソースのたまねぎも食べたのよー!」
「うそー!!アンタ!(サーに向かって)どーしたん!!」
マルが胸はって、
「だって、ランチやもん!」

お嬢さん方、また今度、よろしかったら
保育園帰りに、ランチでも行きませんこと?


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