【片付けられないひとたち】 先週の夕方のニュース番組で特集をしていた。 とても人の住処とは思えないほどゴミが散乱している部屋。床が物、食べかす、コンビニ弁当ゴミ、汚れた衣類などであふれ、ゴキブリ・ネズミはあたりまえ。しかもそこに住んでいる人は外向きまじめなサラリーマンや普通のOL、あるいは主婦など。 番組では、そういう人たちのかなりの人が脳の障害による、としている。いわゆるADHD/ADDを始めとする、脳の微細な損傷による機能障害。というよりもCTスキャンで確認すると、前頭葉の部分が正常な人よりも微妙に隙間があるという。これは初めて聞いた。 片付けられない主婦はこれが元で離婚し、3人の子どもたちと大量に物があふれた部屋で生活している。番組の定点観測カメラで見ると、その主婦の行動に、非常に特徴的なものがある。たとえば、床に落ちているこどものなわとびを拾い、どこに片付けるか見渡しているうちに壁にかかっているカレンダーが古いことに気がつき、なわとびを置いてカレンダーをやぶき、その紙を片付けないうちにこどもの何かに気を取られ... つまり視線が次々に移っていってあれもこれも中途半端に処理しては放り投げ...の繰り返し。これって ADD/ADHDの特徴。「なんで普通の人ができることが私はできないんだろう」と涙を流しながら洗濯物をたたむ姿が痛々しかった。その心情がよおく理解できるだけに... うちの(り)も、ADDの特徴を併せ持つアスペルガー症候群。親が言わないと絶対に自分から片付けることはしない。なんとか習慣付けるようにしないと... なんか彼の将来を見ているようで、人ごとではなかった。本人はどこまで自分の状況を理解しているのだろう? 先週のASCA面接でも言われたが、本人にしっかり話しする機会を作らねば... (り)はきのうからASCA運動教室の先生によるスキー合宿。しかし雪があるのだろうか、ここのところ1ヶ月以上先の気候で、桜も既に満開状態。新幹線で旅立っていった。 -
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