Web Masterの日記



2020釧路・羅臼・流氷リベンジ旅行記その2

2020年02月28日(金)

昨日、安倍首相自らが発表した小中高校の休校要請に対して世間から反発が出ている。
何の根回しもなく突然、休校しろと言っているようなものだ。
週明けの3月2日からということは今日がラストディってことか。
あまりにも急で現場は大混乱だろうな。
期末試験も終わっていない学校もあるというし、クラブ活動なんかはどうするんだ?
スポーツの強豪校なんかは部員が寮生活しているはず。
春の甲子園に出場が決まっているチームは練習とかどうするんだろうか。
また、保育所はそのまま開いているが、保育所とか医療機関で働いている人で
小さい子供のいる人や共働きの人は3月からどうしたらいいのだろうか。
臨時休校自体は仕方ないことだが、現場が混乱しないように
やるならもっと早く発表しなくてはならなかった。
今回はほんと場当たり的なパフォーマンスと言われてもおかしくない。
本当に今回の新型コロナウイルスへの対応は全てにおいて
安倍政権の崩壊の始まりになりそうだ。

というわけで昨日の続き。
2日目はいよいよ流氷クルーズだ。

●2月23日
朝5時台に起床し朝風呂へ。
露天風呂から外を見ると雪は止んでいた。
6時45分からバイキングの朝食。
昼食は11時と少し早いので量は少なめに選んで食べた。
7時30分にはバスが出発。
2日目は長時間のバス移動ばかり。
まず目指すは川湯温泉から70キロほど離れた場所にある野付半島。
野付半島は北海道の東にある知床半島と根室半島の真ん中にある
小さな尻尾のような細長い半島で、28kmにわたる砂嘴であり、
砂嘴の規模としては日本最大だ。
ちなみに砂嘴(さし)とは沿岸流により運ばれた漂砂が静水域で堆積して
形成される嘴 (くちばし) 形の地形のことである。
日本には野付半島の他に三保の松原、千葉の富津などが有名。
また砂嘴が発達して対岸、またはその付近までに至ると砂州と呼ばれ
有名なのは京都の天橋立やサロマ湖などがある。

野付半島に入るとバスの左側はオホーツク海で北方領土・国後島がはっきり見える。
この野付半島から国後島まで16キロしかないらしい。
車で行けば15分ほどで着いてしまう近い位置にある島だが遠い遠い島でもある。
そしてバスの右側は野付湾だが湾曲した砂嘴である野付半島に囲まれているため、
湾口の幅約3キロに対し、湾内の最大幅は約6キロに達する。
しかし湾内の水深は最深部でも約4メートルと極浅のため冬は全て結氷してしまう。
2日目最初の目的は結氷した野付湾に出て、水平線ならぬ氷平線を見ること。
今年は暖冬のため結氷しているといっても例年より氷が薄いらしいが
普通に歩いてもジャンプしても全然大丈夫だった。
ちなみに天気は晴れて雪や氷に反射して眩しいくらいの太陽だったが風は強くて冷たい。
一面真っ白な世界なので遠近法を利用したトリック写真も簡単に撮れたが
とにかく風が強くて寒いので早めにネイチャーセンターへ避難した。

野付半島には道が1本しか通っていない。
来た道を戻り今度は右手に国後島を見ながら野付半島付け根の町でもある標津で昼食。
オプションで頼んでおいた鮭といくらと漬帆立の丼ぶり。
鰹節ならぬ鮭節ものっていてかなり豪華&ボリュームがあった。
築地や豊洲で同じような丼ぶりを食べたら3000円以上はするが
さすが地元でもあるので築地や豊洲の1/3程度の値段だった。

11時50分にバスはこの旅最大の目的でもある羅臼港へ。
チャーターしてあるクルーズ船の出航は13時。
約1時間ほどのドライブだが食べたら眠くなる。
バスの揺れが心地よくてすぐに爆睡してしまった。
起きたら知床半島を北上し羅臼だった。
途中、エゾシカがいたりしたらしいが寝ていたので見れなかった。
羅臼の天候は曇空。午後からはかなり荒れるとの予報も出ていた。
暴風波浪警報も出ていたので船が出るか不安もあったが
13時に無事出航。クルーズ船に乗り込む直前から天気は雪に変わった。

野付半島の海にも羅臼港にも流氷は僅かしかなかった。
左に知床半島、右に国後島を見ながら船は北上。
船が10分ほど進むと遥か先に真っ白の流氷帯が見えた。
ここ数日の南風で岸に近づいていた流氷がほとんど沖に戻っていた。
あんな先まで船が行ってくれるのか気になったが、船は止まることなく流氷帯へ向かう。
羅臼港出航から20分ほどで流氷帯に到着。
そこは海の上なのに真っ白な世界だった。
昨年、まったく見ることのできなかった流氷が目の前に広がっていた。
この船は昨年に乗ったような砕氷船ではないので流氷帯の奥までは進めない。
流氷帯の一番先に停泊したが、それでも昨年のことを考えれば十分だった。
そして、流氷の上を見ると天然記念物のオオワシやオジロワシが沢山いる。
すかさず望遠一眼レフで撮影タイム。
やっぱりワシってカッコいい。タカとは違う威厳のある姿だ。
大きな羽を広げて飛んでいる姿はさらにカッコいいね。
ワシとかタカとかフクロウとか猛禽類を見るのは大好きだ。
動物園じゃ自由に飛べないが、ここでは氷の上を自由に飛び回っていた。
流氷だけでなくオオワシやオジロワシまで間近で見られただけでも大満足。
今回、羅臼にして本当に良かった。
不思議と停泊中の海上は雪が止んでいたが、Uターンすると雪が再び降り出し
海もかなり荒れてきた。天気予報はやっぱり当たったようだ。

羅臼港に戻ると吹雪のような状態。
この後の船はすべて欠航になってしまったようなので本当にラッキーだった。
しかも自分たちの乗った船は流氷帯に行くため、
日本とロシアの国境付近まで行ってくれたそうだ。
もし流氷帯がロシア側にしかなかったら、そこまで行くことはできなかったという。
てか、北方領土があるので日本とロシアの境界線ってすぐ近くなんだな。
船で30分も行けばロシアに入り拿捕されてしまうらしい。

ここから3度のトイレ休憩を挟んで釧路空港へ。
3度もトイレ休憩があるなんて本当に北海道は広い。
羅臼港から1時間以上走った頃に目覚めても、まだ知床半島を抜けた辺りだった。
ちなみに知床半島の付け根付近にある野付半島は別海町という地名だが
その別海町の大きさは東京23区より大きい。
別海町を抜けて南下しなければ釧路空港へは行けない。
中標津空港なら近かったのだが、中標津空港も女満別空港も天候不良により
空港閉鎖状態になっていた。とにかく風が強くて、積もった雪が風に煽られ
真っ白になった。これがホワイトアウトって現象なんだろう。
釧路空港も心配になったが、中標津空港と釧路空港は100キロ以上も離れている。
釧路はまったく天候の心配はなかった。
途中、エゾシカが道路の両側に群れでいた。
昼は寝ていて見ることができなかったが、こんなに沢山いるんだってくらい見れた。

釧路に近づくと雪は止み太陽が顔を出す。
そして信じられないくらいキレイな夕焼けを見ることができた。
知らなかったが釧路は世界三大夕日に選ばれている場所らしい。
インドネシアのバリ島、フィリピンのマニラ、そして日本の釧路だとか。
それも1965年に世界三大夕日として制定されているというから、もう60年近く前。
なのに釧路って、今までそれを前面に出すこともなかったから不思議だ。
てか、今も世界三大夕日の場所と積極的にアピールしていない。
1965年当時の釧路は戦後の復興を果たし、海外からの船も寄港するようになった。
その時に釧路の夕日は美しいと船乗り達の間で話題になったのが制定のきっかけだとか。

今回の旅は目まぐるしい天候の変化ばかりだった。
今の北海道には珍しい雨もあったし、ホワイトアウトする猛吹雪も。
そしてラストは世界三大夕日も納得のキレイな夕焼けを見れた。
2日間でここまで天候が変わるのも珍しい。
ラストのトイレ休憩&土産物屋は釧路フィッシャーマンズワーフ。
今回の旅は誰にも言っていないので土産を買うこともあまりなかった。
様々な土産物の中にひっそりと「夕日」という菓子が売っていた。
しかし、どこにも世界三大夕日の文字はなかった。

釧路空港に着いたのが19時少し前。
羅臼を出たのが15時頃なので4時間近くかかったが
羅臼から釧路って200キロ以上も離れているので納得。
いや〜、本当に北海道って大きいね。
すぐに3階にあるレストランで夕食。
やっぱ北海道の締めは今回も豚丼だ。
手荷物検査は相変わらず上着も靴も脱いでの検査だ。
そして20時15分、定刻より10分遅れで離陸。
22時前には羽田に無事に到着した。
駆け足1泊2日の流氷リベンジ旅行だったが、メチャクチャ満足な旅だった。
タンチョウ鶴も流氷もオオワシもオジロワシも見ることができたし
温泉も食事も良かった。
まぁ、バスに長時間乗っているのはツラいが自分で運転して行こうと思う距離じゃない。
しかも今回の旅は道東の一部だけなんだから、誰が言ったのか知らないが
まさしく「北海道はでっかいどー」なんだと感じたね。

前日、約1時間待ってANA側のP3に停めた車だが帰りの飛行機はJALだったので
第一ターミナルから地下通路を渡って第二ターミナルへ移動。
羽田から我が家は一般道を使っても30分もかからないので日付が変わる前に帰宅。
3連休のため翌日も休みなので気分も楽だった。
3連休と言っても北海道の釧路や羅臼あたりじゃ観光客も少なかったな。
まず中国人がいないのもあるが、新型コロナの感染者が日本では
北海道が一番多いのも影響しているのかな?
札幌や旭川あたりはもう少し観光客がいたのかもしれないが…。
そういえば北海道も沖縄と同じく杉の木が1本もないので花粉症に悩まされないらしい。
だけど北海道ならではの白樺でアレルギーが出る人もいるとか。

さて実は6月にも羅臼には行く予定となっている。
今度はシャチやクジラと会うために再びクルーズ船に乗る。
あと船上から野生のヒグマを見たりするツアーに参加している。
知床半島の冬の顔と夏の顔は全然違うので楽しみだ。
とりあえず北海道はでっかいどーだった。

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