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2010年01月10日(日)
体調はまだ本調子には戻っていないが、 今日は伸びきっていた髪を切りに床屋に行ってきた。 思っていた以上に短くされて頭が寒い…。
床屋はいまだに以前、住んでいた練馬まで通っている。 東陽町に引っ越してからは足が遠くなった遊びなれた街でもある 池袋に床屋の帰りに寄り道をしていたが、残念ながら今日は 体調も優れなかったので寄り道せずに直帰した。
今の池袋と言えば、ヤマダ電機が三越跡地に日本総本店をオープンさせ、 迎え撃った老舗のビックカメラもアウトレット店を開店させたりして 家電の街として相変わらず熱いようだ。 まぁ、個人的にはヤマダ電機の経営姿勢には若干?なところがあるのだが、 今回はヤマダ電機の内情はさておき、経営戦略について書きたいと思う。 47都道府県全国に店舗を持っているヤマダ電機の 飛ぶ鳥を落とす勢いは留まるところを知らないが、 そもそも池袋に進出しただけでもスゴイと思っていたが、 池袋にさらに巨大店舗をオープンさせるというのは、 ある意味大冒険のような気もしていた。 しかし、よくよく考えてみるとヤマダ電機の戦略は実はセオリー通りなのだ。 CEO曰く「つぶし合いではなく共存。そのためには市場拡大にある」という 方針から、池袋を巨大家電市場にしようというロマンを持って、 あえて日本総本店をオープンさせたと思われる。
若干、例えは悪いが「ラブホテル街」と同じような発想なんじゃないのかな。 いわゆるラブホテル街の場合、カップルが 「あの辺に行けばラブホテルに入れる」という思惑から ユーザーが集まってくるため、各ラブホテルは 「ライバルだけど潰し合いではなく共存」という関係にある。 仮にラブホテル街で1つのホテルだけが勝ち続けてしまうと、 他のホテルは撤退してしまいラブホテル街は閑散、 そうなると、もはやホテル街ではなくなる。 そうなると多くの人が訪れていたのに誰も来なくなり、 結果、ひとり勝ちしていたホテルも経営難になってしまうという構図になる。 これを「ラブホテルの経済学」と勝手に命名ヾ(^-^;) ヤマダ電機は池袋においても、これと同じことと企んでいるようだ。 「打倒!ビックカメラ」である反面「ビックカメラは潰さない」という 思惑もあり、ビックと共存することで「家電といったら池袋」として 客をたくさん取り込む狙いを持っている訳なのだろう。
ただしリスクもある。 最大のリスク、それは「家電市場の絶対的需要数」が 決して増えるわけではないということ。 もちろん、家電の安売りで多少家電の需要は増えると思うが、 この不景気においては家電需要数は横ばい状態と言えるだろう。 そうすると必然的に「他の地域の客を奪う」ことになる。 では、どの地域の客を奪うのか? それは池袋に集まる人種から考えてみると…ざっくりイメージで 「池袋=埼玉県人のるつぼ」なので、家電市場も埼玉も それを奪うことになるだろう。 実際、なんだかんだ言っても秋葉原と新宿の家電牙城というものは なかなか崩れないだろうから、そっち側の客の流れは思うほど伸びない。 一方、西武線、東武線、埼京線ラインには、そうした巨大家電市場はないので ほぼ、スルーパス状態で池袋まで集まってくれる。
ところが埼玉にはプチ家電市場が結構あったりする。 いわゆる「YKK」と呼ばれる、ヤマダ、コジマ、K'sだ。 したがって池袋巨大市場を築くと、埼玉小国が一気に崩壊する恐れがあるのだ。 いわば「池袋という邪馬台国に埼玉の小国が屈服する」という構造。 これはヤマダ電機は自分で自分のクビを締める部分も若干あるものの、 何より「埼玉経済への影響」が、かなり出てくる可能性がある。 まぁ、ヤマダ電機的には絶対的需要数が伸びなくても、 相対的需要数が増えてくれることで短期的には十分成功と言えるかもしれないが。 そういう意味では、このリスクはあまり気にしていないのかも。
さて、池袋はこれからどのように変貌するのだろうか。 そろそろ埼玉の家電ショップの売り上げに影響が出てきた頃かもしれない。 これにより池袋家電市場の帰趨が占えるだろうね。 やっぱり池袋がますます面白い街になっていくなぁ。 次に池袋に行くのは2月のSリーグ会議か…。 その時はヤマダとビックに寄り道しよう。
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