Web Masterの日記



大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE

2010年01月08日(金)

なんだか今年に入って一日おきの更新になってしまっている。
どうも体調が優れないので仕方ないが、明日からの3連休で治したいものだ。
とりあえず今日の日記は1月4日、木場の映画館で観た
「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」の感想を。

この映画を観る前にケーブルテレビで放映されていた
「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」と続編でもある
「ウルトラギャラクシー大怪獣バトルNEO」の両方とも
全話、録画して視聴しておいた。
ウルトラ戦士だけでなく、怪獣(ゴモラ使い)や、その黒幕的存在も
この映画には出てくるので、より一層楽しむための予習は完璧だったが、
今回の劇場版のベースとなっている「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」も
映画の導入部で、その世界観が手際よく紹介され、話が分からなくて
退屈するようなことはないように上手くできていた。

一言で言うと、ウルトラがその新しい歴史の第一歩を踏み出した記念すべき作品だ。
多少荒削りで特撮特有のツッコミどころはあるが、
エネルギーに満ちあふれた大作だった。
もうオープニングのアクションからいきなりギアがトップに入った感じ。
次なるタイトルバックの時点で今まで知っていたウルトラの世界とは
全く違った映像センスに鳥肌モノで、そのままノンストップでラストまで
アッという間に駆け抜けた感じで約90分の上映時間も短く感じた。
しかも次々に展開する濃密アクションは観ている側が疲れる位だし。
何より正月ということもあり劇場は男の子が多かったにもかかわらず、
騒いでいた子供も上映開始と同時にシーンとしてスクリーンにかぶりついていた。

この映画の一番のポイントは、これまでのウルトラマンとは全く違う
バトル映像だろう。
ウルトラマン達のみならず怪獣までもが重力の縛りから解き放たれた
超立体的なスピーディバトルを展開する。
ウルトラセブンのカプセル怪獣だったアギラそしてミクラスまでもが。
まるで「ウルトラマン版マトリックス」のようなワイヤーアクションを駆使して
信じられないような動きの連続だった。
だけど、あまりに映像的にこれまでと違うので、特に昭和のウルトラしか
知らない層の人たちは戸惑うかもしれない。
ただ、舞台はM78星雲を含めた宇宙なので、地球のように重力がない中での戦いなので
あのような超立体的なスピーディーバトルが成り立つのかも。
しかし昭和のウルトラ中心である自分世代のために、今までの作品を
うまくオマージュした様々な小ネタも用意されていたのはサスガである。
40年もの月日が経っても、やっぱりウルトラは不滅だと感じた。

だけど当然、欠点も多かった。
まずは、あまりにアクションシーンが多すぎてちょっとインフレ気味かな?
同じハイテンションが、ずっと続くのでメリハリに欠けるような気が…。
そのせいかラストバトルも盛り上がりが足りなかったような…。
戦闘が多すぎて話が薄くなってしまっている印象があった。
ベリアル復活から光の国壊滅→復活まで大きく見積もっても半日くらいの出来事?
光の国壊滅はスケールの大きい話なんだから、
もっと各シーンに緩急をつけて、溜めをつけたほうが
ラスト前なんかはよりカタルシス感が出たような気がしたけどな。

そのラスト前のメンツが微妙(^^;)
序盤に光の国が壊滅し、ほとんどのウルトラ戦士が氷漬けになってしまったせいで
怪獣墓場での闘いがウルトラマン、ウルトラセブン、ウルトラマンメビウス、
ウルトラマンダイナ、ウルトラマンレオ、アストラ、
そしてウルトラセブンの息子であるウルトラマンゼロという微妙な感じに…。
正直、ウルトラ兄弟大集合を想像していただけに拍子抜け。
新マンもエースもゾフィーもアッという間に倒れたし、
タロウや父、母もあんなことになるなんて…。
前回の映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」は
4兄弟+平成3部作+メビウスの8人でバランスも良かったんだが、
今回のメンバーはバランス的にもイマイチ。
特にアストラ…なぜ?(・ω・;)

その中でも新キャラクターであるウルトラマンゼロ強すぎ。
いうなればオールライダーの時のWのポジションか?
相当な数のウルトラ戦士を1人で退け光の国を壊滅させたベリアル、
積年の戦士を一気に数人相手をしても無双状態なのに、そのベリアルを
タイマンでボコボコに出来るゼロは強すぎる。
もはやウルトラ戦士最強と言っても過言でない感じだ。
まぁ、特撮界ではよくあるパターンなんだけどね。
とりあえず強大な力を持っているが心はまだ半人前、という話で
次作への伏線を引いていた感もするけど。

100体以上の怪獣軍団も弱すぎ。
これも特撮界によくあるパターン。
「復活した怪獣・怪人軍団は弱い」
確かにお決まりではあるけど、あまりに弱すぎて悲しくなった。
背負い投げで死ぬ宇宙人とか、キック1発で死ぬ怪獣とか…。
ウルトラシリーズなら光線で爆発するならまだしも、
普通の肉弾戦で爆発って…もはや弱いとかの問題じゃないような…(-o-;)

その100体の怪獣とベリアルが合体したべリュドラが最後の敵。
合体も特撮界にはよくあるパターンだが、そのキモさは格段。
特にウルトラマンの足を掴むガッツ星人が一番キモかった。
だけど弱い。ってか強さを感じなかった。
巨大怪獣ってどんどん弱くなってるな。
なんせ、でかすぎて全く動かない。同じ場所から微動だにしないからいい標的だ。
頭にいるベリアルも下半身固定で全く動けないから、
結局はゼロツインソードであっけなく切られた。
時間的もすぐ倒されたし、この怪獣の存在意義は
スポンサーである玩具メーカー某B社の商売絡みが一番大きいんじゃないかね。

ウルトラマンのハヤタとセブンのモロボシ・ダンは昔と同じ人が演じていたが、
今回、新マンやエースは変身前が出なかったにもかかわらず、
声は当時と同じ変身する人がやっていた。レオも当時と同じ人だった。
だけど…ウルトラの母の声が完全にイメージブレイク。
声が若すぎるし棒読みだし完全にミスチョイスだ。
なぜ長谷川理恵なのか理解できない。
ウルトラの父の西岡徳馬やベリアルの宮迫は終始、安定していただけに
母だけが残念でならない。
ウルトラマンゼロの声は1人だけ本職の声優だったので、ちょっと浮くかな?と
思ったが、意外と普通に溶け込んでいたな。
ただ、舌打ち的な感じが何だかすごく
ガンダムOOの刹那Fセイエイを連想させた(^^;)
そしてウルトラマンキングの小泉元総理は、母よりは全然合っていた思う。
特に演説のシーンなんてのは、さすがだった。

あとはストーリーが超シンプルとか、舞台もかなりこじんまりとか。
しかし、それらの問題点はスタッフのサービス精神ゆえのような気もする。
あくまでも新生ウルトラ第1弾である映画なので、
それにあらゆるものを盛り込もうとしたゆえの欠点という感じが強い。
まぁ、子供も大人も楽しめるという点では、これらの欠点も
そんなに重大なものとは思えないしね。
むしろ、そのチャレンジ精神みたいなものが今後のウルトラにはすごく心強いかも。

この第1弾「ウルトラ銀河伝説」を経て、それをさらに研究し、
生み出される更なるウルトラ…
それはいったいどんなものなんだろうか?。
いやぁ、バリバリの宇宙戦艦ヤマト世代であり、仮面ライダー世代であり、
ウルトラマン世代だったことに本当に感謝である。
この年齢になっても、あの当時と同じように楽しめるものがあるなんて幸せの限りだ。
これからのヤマト、ライダー、ウルトラに期待したい。


そういえば1970年代の特撮「スペクトルマン」で主演した俳優が
1月1日に逝去された。
「スペクトルマン」といってピンとくるのは
昭和30年代から40年代前半生まれで
リアルタイムで番組を観ていた人しかいないかも。
ちなみに自分はリアルタイムで観ていたけど(^^;)

昭和47年以降、50年代までウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズをはじめ
「ミラーマン」「シルバー仮面」「アイアンキング」「変身忍者嵐」
「怪傑ライオン丸」「キカイダー」「キカイダー01」「ファイヤーマン」
「ヒューマン」「レインボーマン」そして「スペクトルマン」など、
本当に特撮ヒーローものが全盛だった。
いろいろあったけど「スペクトルマン」は設定が面白かった。
宇宙猿人のゴリとラーという今、思えば安易な名前の悪役だったが、
これが「猿の惑星」をヒントに得たような設定だったような…。
また「スペクトルマンに告ぐ、変身せよ」と上空のUFOから変身合図が来たり。
なんか今観たらチープな感じ全開なんだろうけど、当時は画期的な設定だったな。

なんかウルトラ映画から懐かしさに浸ってしまったが、
故人のご冥福をお祈りいたします。

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