Web Masterの日記



国家戦略局=鳩山政権のキモ

2009年09月16日(水)

第93代内閣総理大臣として、民主党代表の鳩山由紀夫が指名された。
これにより、16年ぶりに自民党が野党になり、民主党政権が誕生した。
まぁ、本当に政権交代が実現したというわけだ。
とにかく国民が求めているのは単純に政権が変わることではなく、
良い方向に生活が変わることである。
なので民主党は政権交代が最終目標ではなく、これからがスタートであり、
国民に選ばれた以上は真剣に命がけで政治を進めてほしいものだ。
そして、もちろん政権が変わった以上は「膿出し」も積極的にやってもらいたい。
それが政権交代の効果といえるのだから。

さて、今回の組閣だが「ベテラン揃い」「バランスが良い」などと言われている。
概ね評価が良いように思えるが、これって見方を変えると
「年功序列」「各派閥から選ぶ」等という自民党の組閣と
別に変わらないようにも見えてしまった。
なので、そういう視点で見ると、今回の組閣自体は真新しさも何もない。
但し、今回に限ってはベテラン中心の大臣構成は意味がある。
それは「官僚の言いなりにならない」ことだ。
ここが民主党の売りなので、単なる人気者ではなく、
それなりの人を入れることで、それが実現できる可能性が高くなるだろう。

あと、民主党の目玉として「国家戦略局」を立ち上げ、
そのトップが予想通り菅直人になった。
この国家戦略局が、これまでの無駄遣い行政を徹底的に洗い直し、
公共事業の優劣を精査すると共に、縦割り行政の弊害を排除するべく
政策会議などを行うこととしている。
菅直人であれば、イメージ的にはもってこいのタイプだが、
実は民主党が生きるも死ぬも、この「国家戦略局」にかかっていると思う。
なぜなら「事実上、全権限を掌握した」からである。
特に公共事業の優劣を決めるとなると、露骨に利害関係が出てくるはずだ。
そうするとまず、地方の首長らは「是非、おらが村の道路を先に作ってくれ」という
陳情や要望に連日訪れるはずだろうし、民主党議員らも
様々なプレッシャーをかけにくるだろう。
また、関連企業や団体の人たちも連日、要望に来ることが予想される。
そうすると、この国家戦略局に携わる議員らがそうした誘惑に負けた瞬間、
一気に「泥沼の金権政治」「賄賂政治」に落ちかねない。
なので、ここがこけたら民主党政権は確実に終焉を迎え、
下手すると二度と日の目を見ることはない恐れもあるだろう。
従って、菅直人の責任は本当に大きいと思う。
自分自身の身体をキレイにしておくことはもちろんのこと、
部下の身体についても常に気を配る必要があるだろうし、
1人2人の意見で全てが決まるようなシステムにすることも避けた方が良いだろう。
この新たな試みである「国家戦略局」こそ、本当にキモである。

さて鳩山総理、まずは「100日ルール」でお手並み拝見だ。
ちょうど来年の正月頃が100日ルール満期になる。
なので年内までに、ある程度の実績を残してもらわないとね。

ちなみに100日ルールとは、アメリカのメディア業界の決まり事みたいなもので、
大統領が就任して100日間は、辛口の報道は控えるというもの。
大統領が職務に就いてから具体的な成果が表れるまでには、
100日かかるだろうから、温かくそれまでは見守るということだそうだ。
なので、とりあえず年内は鳩山政権を静観して見ておきましょう。

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