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2009年07月29日(水)
昨日の続きになってしまうが、民主党のマニフェストについて検証してみたい。 民主党が政権を取ったら、毎月26000円(1年目は財源不足のため半額)の 子育て支援「子供手当て」を始め、高校授業料無償化、高速道路無料化など、 バラ色の未来が約束される(^^;) いずれも4年後までには完全実施というので、 せっかく付けたETCもゴミになるわけだ(-ω-)ノ
だけど…その財源は依然としてはっきりしない。 16.8兆円が必要といいながら、公共事業見直しなどで9.1兆円確保らしいが、 すでに相当の削減が行なわれている公共事業から、 さらに削減するということになれば、当然全国の建設業界に かなりの倒産が続出するのは間違いないだろう。 その失業する人員をどう、どの業界で引き受けるか?
それに加え教育関係で言えば ▽子育て・教育・出産時に55万円まで助成 ▽公立高校生のいる世帯に授業料相当額を助成 ▽私立高校生のいる世帯に年額12万円(低所得世帯は24万円)を助成 ▽大学生などに希望者全員が受けられる奨学金制度を創設 ▽生活保護の母子加算を復活
などなど、夢のようにとても素晴らしいものばかりだが、 何度も言うが本当に財源をどうするの? また、大学生で希望する人全員に奨学金を支給すると言うが、 今、多くの奨学金が返済されずに困窮している現状を把握した上での話なのか? またまた、特別会計の剰余金「埋蔵金」活用などで5兆円と言うが、 すでに「定額給付金」など、今回の景気刺激策で相当の額が使われており、 さらに、これはいつまでも有るものじゃないわけで、 はたしてこれが財源として適当なのかどうか?
これらのことは真に問わなければならない。 なにしろ鳩山代表は、これまで「4年間は消費税増税論議すらするべきではない」 と言い続けていたわけで、消費税増税と言うわけにはいかないだろう。 と言って、よく言われる「予算の組み換え」「無駄の排除」なども、 例えば、今年度の予算を例に取り、どこをどう組み替え、どれを削るのか と言うことをはっきりさせない限り、全くもって信用するわけにはいかない。
結局、鳩山代表は「消費税論議を4年間、一切しないと言う曲解は 解かなければならない」などと、自ら明言してたことを、 そのまま伝えていたマスコミに対し、曲解と言う言葉を使ってまで 「4年間(議論を)すべきではないということでは必ずしもない」と、 安定的な財源としての消費税増税を考えている事を 明らかにしたと言っていいだろう。
また、これまで党を挙げて「明確な憲法違反だ」とまで言いきって、 即時撤退を明言してたインド洋上給油活動の継続を言いだしたり 「海賊など漫画でしか見たことがない」と参院幹事長が言って否定的だった 海賊対処法も容認するなど、これまで安倍、福田両内閣を退陣に追い込むほどの 抵抗を示した法案に、あっさり賛成に転じるなどしているようだ。
これって…マスコミが好きな言葉を使うと…「ぶれた」なんじゃないの?
これまでは、大ボス小沢の思惑で100年に1度の経済危機だろうがなんだろうが 「政策よりも政局」で非現実的対応をしてきた民主党が、 そこに政権が見えた途端、現実的対応を始めたわけだ。 と言うことは…、いざ政権を奪取したら「子ども手当て」の設立や 高校授業料無償化、高速道路無料化も現実的対応をしようとしたら無理だった… と言うことでなくなる可能性も有るわけだな。
何より怖いのが官僚政治打破のため政府に大臣、副大臣、政務官(政務三役)、 大臣補佐官などの国会議員約100人を配置し、政務三役を中心に 政治主導で政策を立案、調整、決定し、事務次官会議を廃止するなど 官邸主導にするということ。 今の民主党の国会議員に100人も、この国の運営を任せられる議員がいるとは とても思えないんだけどな…。まぁ、どこの党にもいないだろうが…。 もちろん今回、誕生するだろう水増し議員に期待など出来るはずもないし。 確かに官僚主導を何とかするというのは大事な話だし、 それを自民党が出来なかったのは事実である。 官僚主導を打破するのは大事だが、コロコロ変わってしまう政治家が 全ての責任を持って、長い目で国の行く末を見ていけるのか?それが心配だし、 さらに非常に優秀な頭脳が集まっている官僚を上手く使わずに、 本当に国が動くのか?ということも心配だ。
骨格のできてきた自民党のマニフェストは今月末に発表される。 それにも注目したいが、今回の民主党のマニフェストが、 これから1年(民主党は4年と言っているが、そんなに続くはずはない)の間に、 これ以上、日本をボロボロにしないでほしいものだ。 とりあえず夢のような理想論ばかりで財源確保のために 配偶者控除、扶養控除などを廃止して実質増税というマイナス面を ちゃんと説明しない民主党のやり方は気に食わないので 現時点で大事な1票は民主党には入れない予定だ。
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