Web Masterの日記



27時間テレビ

2008年07月31日(木)

先週の土曜、ジミーと川崎のラゾーナまで映画を観に行き、
帰宅後に観たフジテレビの毎年恒例となった「27時間テレビ」の感想を。

明石家さんまをメインに据えた今年の27 時間テレビ。
土曜のゴールデン、深夜帯、日曜の夕方以降から
エンディングまでしか観ていないが、
2004年の「めちゃイケ」に続いて、とても感動的な放送だった。
「子供が真似するから」「危険だから」などと
無難に作られたバラエティが多くなった昨今、
セリフでもナレーションでもテロップが入り、
やばいシーンは編集でカットされ、笑い声さえ後で入れることが多いが、
特にラスト2時間のスペクタクルは、久々に本物のバラエティを
見せてもらった感じがした。

生放送でありノー編集&ノーテロップを前提にして、
もはや誰の制御下にも置かれてないとさえ思われた。
そんな異空間を覗き込んでいるようなトリップ感。
岡村隆史と明石家さんまの車が、ビートたけしの手によってボロボロにされ、
「誰かヤツを止めなさい!」と、さんま往年のレンジローバー事件からの
名セリフが繰り出されれば、ベテランから中堅、若手まで
新旧お笑い芸人一同の繰り広げる、半ば予定調和、半ばノープランの暴走泥仕合。
あるいは妄想夢芝居、すなわちペンキの応酬、バケツの投げ合い。
ビジュアル的には今のバラエティでは見られなくなったサイケデリック。

そして、ちょっとした人身事故が(・ω・;)
ビートたけしが今田耕司を車で轢くヾ(・ω・o) ォィォィ
生放送で…でも現実。
幸い今田耕司は無事だったが、要するにスタジオの中は無法地帯。
ほとんどビョーキ、まさしく紙一重の世界。

本当にすごいものを観た。
たけしとさんまの応酬に、今田が、岡村が、宮迫が、ホリケンが、そして小島よしおが、
捨て身で向かっていった特攻精神。
まさしくお笑いバトルロワイヤル。
特にナチュラルボーン傍若無人芸人っぷりでは今のところ一歩抜きんでている
ホリケンが、あの修羅場にスッと姿を現した場面には
滑稽な中にも侠気とか覚悟が感じられた。
たしかに若手はまだ力不足。実際、グダグダだったのは否めないが、
でも、こういうハチャメチャなお笑いの伝統は、誰か彼かが
連綿とつむいでいくことが必要という壮大な大河ストーリーである。

今年の27時間テレビで目に付いたのは、60歳を過ぎたビートたけしの異様な奮闘。
この27時間テレビでは北野武ではなく、紛れもなく
「ひょうきん族」の頃のビートたけしだった。
土曜日のオープニングで沖縄の海に落ちる。
深夜に東京に戻り「さんま・中居のコーナー」に乱入。
日曜は朝一で北海道ロケでノーザンホースパークの落とし穴にも落ちる。
花火の中へもダイビング。
いまや「世界のキタノ」と呼ばれている北野武には異例の過酷ロケの連続。
「ひょうきん族」の頃ならともかく、最近のたけしからは想像できない仕事。
はっきり言って、出川や若手芸人がやる仕事であった。

なぜ、これほどまでに、たけしが奮闘していたのか?
思い出すのが山本モナの「サキヨミ!」不倫降板騒動。
衆知のように山本モナはオフィス北野の所属だ。
深夜の「さんま・中居のコーナー」でも、嘆いていたし、
「二岡!ばかやろー!」と言いたい放題だった。
たけしのムチャな仕事振りを見ていると、フジテレビに迷惑を掛けた借りを
返しているかのように感じた。
まさしく「江戸ッ子だねぇ〜」と感心。

話を戻すが、そんなたけし、ラストはさんまの車で暴走し、
あらん限りのペンキをかけ合って、じゃれ合い、
エンディングでは何か自費で購入したという得体の知れない
山車みたいなものの車上からワイワイ。
最終的には、ひょうきん族的に極めて妥当な流れで懺悔の部屋で水をかぶり、
さんまと一緒に白い粉にまみれる。すごい還暦の大御所だと改めて感心。
今のお笑いで、この人に勝てる人は誰もいないだろう。

一方、声がどんどん出なくなってくるメイン司会の明石家さんま53歳。
本当に、ほぼ27時間ぶっ通しで喋り続けた。
木村拓哉、タモリ、島田紳助、もちろんビートたけし、
ベテラン同士の掛け合いには、やはり見所あり。
特に、いつも仕切り一辺倒の紳助が、ジミー大西を媒介として
むざむざと唇をブルブルいじられたりする姿は、
一時的なパワーバランスの変容が起こったわけであり珍しかった。

また、大竹しのぶとの不思議な関係も楽しかった。
緩衝材としての笑福亭鶴瓶と3人でのトークは見ごたえ十分。
だけど大竹しのぶは、別に中居のコーナーまで引っ張ることなかったな。
最終的に怒って帰って行ったし。

あと、激レアなダウンタウンとの絡み。
HEY!HEY!HEY!の収録に突然、さんまが入っていったこと自体が奇跡。
同じ事務所の先輩後輩の関係と言ってしまえばそれまでだが、
さんまと浜田のしばき合いとか、もうこの先、見られないのではないだろうか。
なんだかんだで楽しかった27時間テレビ。
「ひょうきん族」を知らない若い世代も楽しめたのではないだろうか。


7月も今日で終わり。
なんだか最近、暑いのに忙しいなぁ…。

 < 過去  INDEX  未来 >


Web Master