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2008年07月17日(木)
昨日に続き野球の話。 北京五輪野球の日本代表メンバー24人が発表された。 同じ日、日本人メジャーリーガーのパイオニアである 野茂英雄投手の現役引退決意のニュースが出た。
まずは星野ジャパンのメンバー決定について。 発表されたメンバーを見て、世間は賛否両論だと思うが、 星野さんが選んだメンバーなら、今の日本の最強メンバーなのだろう。 そう信じたい。 個人的には楽天のマー君が入ったのがちょっと驚きかな。 今季の成績を考えると、選ばれるなら岩隈だったと思ったし。 田中と岩隈2人が代表入りしなくて野村監督はホッとしているかもね。 あとは…やっぱり上原。 これは、ある意味で賭けに出たのかもしれない。 しかし国際試合での実績は十分なので、外すのはやっぱり難しかったのだろう。 なんせ国際舞台で上原が投げた試合は1度も負けていないのだから。 それに、星野監督が会見で「1週間の合宿で立ち直らせる」と言っていたが、 ホント立ち直ってくれることを期待するしかない。 きっとオリンピックのマウンドに立てば、あの上原が戻ってくることを祈るのみ。 そして独走状態の阪神からは藤川、新井、矢野の3人が選ばれた。 まぁ、予選からのメンバーでもあるので、ある意味順当だけど 新井のケガの具合がやはり心配かな。 だけど全日本の4番なので、こちらも外すわけにはいかなかったのだろう。 国際経験の豊富な小笠原を外して選んだのだろうから、 是非とも予選の時のような活躍を期待したい。 他を見る限りでは外野手が4人でいいのかなと、少し心配な気も…。 荒木は外野経験もあるので、最悪の事態の時は回すのだろうけど。 やっぱり24人という制限があると選考は悩んだんだろうな。
球団別に見ると最多選出チームは中日ドラゴンズの4人。 一方で広島カープとオリックスバファローズからは1人も選ばれず。 五輪期間中もペナントレースは行なわれるが、 一番影響を受けそうな球団はソフトバンクホークスではないかな? 杉内、和田の両左腕が代表に選出された。 今のホークスは、この2人で勝ち星を稼いでいるだけに、 2人が抜けて守備の要の川崎も五輪で離脱するので、 Aクラスをかけて厳しい戦いになるのではないだろうか。 首位の埼玉西武ライオンズも中島とGG佐藤という打の主軸に エースの涌井が離脱するので、パリーグの争いは熾烈になってきそうだ。
一応、五輪までにメンバーの入れ替えが5人ほど出来るみたいである。 自分が思うに現状を考えると、入れ替えは行なわれるのではないかと思う。 その入れ替え選手が誰なのかも興味深いと言えば興味深いね。
北京での敵は対戦相手だけでなく、蒸し暑さと大気汚染とも戦わなければならない。 すでに五輪までは1ヶ月を切ったが、選ばれた選手は ケガをしないで本番までに調子を上げていってもらいたい。 正直、ケガ人とかで万全ではない中でのメンバー選考だったが、 時間は止まらないので、このメンバーで金メダルと獲ってくれることを願うのみだ。
代表メンバー
投手 上原浩治(巨人) 川上憲伸(中日) 岩瀬仁紀(中日) 藤川球児(阪神) ダルビッシュ有(日ハム) 成瀬善久(ロッテ) 和田毅(ソフトバンク) 杉内俊哉(ソフトバンク) 田中将大(楽天) 涌井秀章(西武)
捕手 阿部慎之助(巨人) 矢野輝弘(阪神) 里崎智也(ロッテ)
内野手 荒木雅博(中日) 新井貴浩(阪神) 村田修一(横浜) 宮本慎也(ヤクルト) 西岡剛(ロッテ) 川崎宗則(ソフトバンク) 中島裕之(西武)
外野手 森野将彦(中日) 青木宣親(ヤクルト) 稲葉篤紀(日ハム) 佐藤隆彦(西武)
続いて野茂の引退。 こっちはとうとう来たかという感じである。 今季はヒルマン監督のロイヤルズで再起を図っていたが、 戦力外となり、再起も叶わず…悲しいけど力の衰えだろうか。 それでも日米合わせて通算201勝と立派な成績を残した。 両リーグでノーヒットノーランも達成したし、 何よりも日本人メジャーリーガーのパイオニアとしての貢献度は計り知れない。 野茂の後に沢山の日本人が海を渡って活躍をした。 とにかく今、言えることは、お疲れさまと、ありがとうだね。
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