Web Masterの日記



四川大地震

2008年05月16日(金)

四川省での起きた大地震。
今も瓦礫の下には何人もの人が助けを求めている。
発生から生死を分けるとされている72時間が経った後、
日本をはじめとした隣国からの救援部隊を受け入れた。
遅い…。生き埋めとなった人は72時間以降、一気に生存率が減る。
被害は深刻かつ甚大。
それでも同じ中国国内では規模は縮小されたとはいえ聖火リレーが行なわれ、
聖火ランナーが手を振りながら笑顔で走っている。
なんだか信じられない…。

昔、知り合いに中国人の友人がいた。
うちの店でもかつて中国人をアルバイトで使っていた。
また、自分は若い頃、中国人の女の子とも付き合ったことがある。
しかし、いずれも自分のことを決して「中国人」とは言わず
「上海人」とか「福建人」とか生まれ育った省で言っていたことを思い出した。
中国は広大である。
一応、公用語は北京語ではあるものの場所によって言語も大きく違ってくる。
うちの店のアルバイトに上海出身者と山東省出身者がいたが
店での会話はお互いの出身地の言語では通じないため日本語で話していた。

我々が一般的に使う「中国人」とは実際の中国人から言わせると
「北京出身の人」のことであり、他の地区の出身の人は
自分のことを決して中国人とは言わない。
なので「上海人」であり「福建人」「山東人」なのだ。
そして同じ国内なのに中央の北京以外の他の地区の情報は、
ほとんど入ってくることはないという。
我々のような小さな島国で生まれ育った人間にとって理解不能のことだが
広大な中国はひとつの省がひとつの国のようなものなのかもしれない。
まぁ、ひとつの国に数多くの民族のいる国だからね。

自分は福建省出身の女の子と付き合っていたが、
その子がたまに中国から送られてくるビデオを観ていたが
福建省で製作されたテレビドラマなのだが、役者のセリフは福建語だが
中国語の字幕が付いていた。
聞けば、ほとんどのテレビ番組は中国全土の誰が見ても良いように
必ず中国語(北京語)の字幕が付いているという。

少し話は逸れてしまったが、結局は四川省での大地震も
他の地区に住んでいる一般の人にとっては、全く他国の話なのかもしれない。
だから何事もなく聖火リレーを続けていられるのか?
だが、現代はネット社会でもあり、ネットを通じて大惨事を目の当たりにした
一部の若い世代が聖火リレーに対して批判を行ないだした。
中央当局が言葉狩りのようにネットに目を光らせているようだが
これがまた新たな火種となり、チベット問題だけでなく、大きな波紋となっている。


ところで本当に今年の8月、北京でオリンピックをやるのだろうか?
もし、これが日本だったら、いや中国以外の他の国だったら、
オリンピックどころじゃないんじゃないか?
死者5万人を超えると推計され、被災者は1000万人規模の
大きな災害の直後にオリンピックって…。
たとえ中止というか辞退したとしても、この状況ではIOCも諸外国も納得するはずだ。
救済・復興よりもオリンピック開催を政府が優先したとなれば、
国外だけでなく国内からもさらに非難や不満は一気に吹き出るだろうし、
それこそ中国崩壊の危機になると思うのだが…。
中国共産党は自分達のメンツや利権なんてものを全て捨てて
とにかく救済に充たるべきではないのだろうか。

中国がオリンピックを辞退した時は東京が代替地として名乗りを上げればいい。
もちろん既存施設のみで十分にできるはず。
それでも厳しかったら、同じ五輪経験地の韓国ソウルと共催すればいい。
W杯の時のように日韓共催でオリンピック、アジア五輪という名前で。
緊急事態なんだからIOCだって規定に捉われずに柔軟に対応してくれるはず。
東京とソウルで共催すれば2016年にオリンピックを
東京招致しなくても良くなるし名案だと思うのだが、
中国共産党が辞退なんてするわけないだろうな。
この大地震を中国共産党のイメージアップに利用しようとしてる節すらあるし…。
この地震のおかげ?で毒ギョウザ問題もチベット問題もガス田問題も
ぜーんぶ消えちゃった?

結局、悲願だったオリンピック開催のため、チベット族が多く住み、
3月に暴動も起きた四川なんて切り捨てなのかもね。

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