Web Masterの日記



刑法39条

2008年04月03日(木)

渋谷で起きた夫バラバラ殺人事件の公判で、検察側の鑑定医が
「心神喪失」と認定し、東京地裁も検察の再鑑定請求を却下したので
妻の三橋歌織被告に対し無罪が言い渡される可能性が高いそうだ。

セレブ妻殺人こと渋谷夫バラバラ殺害事件。
この事件は、夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受け続けた
三橋歌織被告がワインボトルで撲殺後、体を切断して破棄し
証拠隠滅を行おうとしたというもの。
思い余って殺してしまったのは仕方がない(?)かもしれないが、
切断して破棄をするってのは「心神喪失」内に含めても良いのだろうか?
しかも口論の末、カッとなってワインボトルを振り下ろしたのならまだしも、
寝込みを襲っているということは殺す気満々だったのではないだろうか。
それに殺した後、会社には行方不明と連絡しておきながら
給料の支払いだけは要求するという図々しさも
本当に心神喪失だったの?と疑問に思ってしまう。

確か、この事件って、夫と別れる際に慰謝料を請求しようとしたが、
何らかで慰謝料を請求できそうになって来たので殺したのでは?
とか言われていなかったっけ?
精神的にテンパっていたのはDVだからじゃなく、
慰謝料が請求できないってことからじゃないの?

まぁ、この事件はこの事件として興味があるが、
それ以上に注目されていることは「刑法39条」の適用ということだ。


●刑法第三十九条
1 心神喪失者の行為は、罰しない。
2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

この規定の存在によって、毎年700人程度の犯罪者が
精神鑑定によって精神障害者とされているそうだ。
ちなみに、そのうちの9割が裁判もされずに
「不起訴処分」を受けているのが現状である。


マイナーな事件でも過去に何度かあったこの刑法39条の適用。
要するに、心神的に喪失中は罰されないというもの。
この刑法があるため、犯罪者は犯罪後に精神異常を装うことがある。
どこまで正確なのか解らないが、精神鑑定で異常と判断されれば
39条が適用され無罪になってしまうからね…。
だけど、本人の精神の問題だけに、精神異常のフリをしているのかどうかなんて
本人以外には、はっきりと解らない場合もあると思う。
先日、無期懲役が言い渡された畠山鈴香被告も、
一時期はおかしなことも言っていた。
集団登園の子供を襲った鄭永善被告も、砂人形がどうこうとか
おかしなことを言っていたし…。

まぁ、そういう奴らが39条を狙っていたのかは本人しか解らない。
しかし、明らかに狙っているだろう!というのが
何度かこの日記でも取り上げた光市母子殺害事件の元少年だ。
いや犯人の少年よりも大勢で構成された死刑廃止論者の大弁護団だ。
ドラえもんがどうだの、復活の儀式がどうだのとか
散々、お前等が精神鑑定を受けろと思うようなことを平然と言っていたからね。

だけど、こういった人たちが何人も出てくることを考えると、
本当に刑法39条って必要なのか疑問に感じてしまう。
茨城での無差別殺人や岡山の電車突き落とし殺人など
最近、頻発している「誰でもいいから殺したかった」という信じられない事件も
裁判が進んでいくにつれ「心神喪失だったから」で
済まされてもおかしくない状況になってしまうかも…。

本当に心神喪失になってしまったのは不幸としか言いようがないが、
それにより殺傷された人や遺族はもっと不幸である。
もしも、このまま39条が残され続けるのなら、
心神喪失で異常行動を起こしそうな人物、また起こした人物は、
永久隔離できるという法律も作ってほしい。
誰も居ないところへ隔離、いわゆる「島流し」でもいいかも。
心神喪失で無罪になって社会復帰しても、いつまた異常行動をするかと
周りは怖くて仕方がないはずだし、同じような事件を起こしても
再び39条を盾にされたら、たまったもんじゃない。
それに、そういう奴こそ、更生プログラムが必要なので
留置所に入るべきじゃないのかね。

刑法39条を廃止できないのなら、殺人を犯した人間は最低でも10年の
隔離生活をしてもらうような法律を作ってもらいたいと本気で思う。

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