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2007年10月09日(火)
10月15日の深夜にスタートするフジテレビの新番組「ショーパン」 ん?「ショーパン」って何だ?
2000年の秋から2001年の秋までの1年間、フジテレビの新人(当時) 千野志麻アナがメイン司会を務めた深夜のトーク番組「チノパン」 「チノパン」の後を受け、2001年の秋から2002年の秋まで、 同じ枠、同じスタイルで放送されていたのが、2001年入社の新人(当時) 高島彩アナが司会を務めた「アヤパン」 それに続く新人アナウンサー冠番組第3弾で、 生野陽子(しょうの ようこ)アナの「ショーパン」なのだ。
4月に入社したばかりの新人アナの名前を冠にした番組が放送されるのは 異例中の異例でもあり、当時も大きな反響を呼んだ番組だった。 初代の千野アナは入社当初から1年先輩の内田恭子や大橋マキに 引けを取らない注目を集めていたが、「チノパン」での大胆不敵な言動や あっけらかんとした振る舞いが、その後のアイドルアナとしての 資質を開花させたと言っても過言ではない。 ただ一気に天狗になってしまい(もともと政治家の娘だから天狗だったのか) その後の番組起用には恵まれずにフジテレビを去ったっけ。
「チノパン」よりバラエティ色の強くなった「アヤパン」では、 アイドル顔負けのルックスの高島アナが、番組企画の一環として 「着信のドレイ」で歌手デビューを果たしたりもした。 そして、この番組が昨今のフジテレビのアイドルアナ路線を 加速させた一因となったのは間違いない。 高島彩は「アヤパン」でブレイクし、いまやバラエティの進行だけでなく、 情報番組の進行としてもフジテレビになくてはならない存在となった。
話題性の面で「チノパン」「アヤパン」の成功により、 フジテレビはその後も同じように新人アナを抜擢した番組を作るのかと思いきや、 以降、中野美奈子、森本さやか、中村仁美、斉藤舞子、高橋真麻、平井理央、 本田朋子など、アイドル路線まっしぐらな女子アナがいたにも関わらず、 この「○○パン」シリーズは制作されることがなく現在に至っていた。 ただ言えることは、高島彩以降、華のある女子アナがいない。
森本さやかは、モデルの域から脱せず、 中野美奈子は、全くと言っていいほど成長せず、 中村仁美は、スキャンダルでつぶれ、 斉藤舞子は、おバカなところはいつになっても変わらず、 高橋真麻は、七光りがあるのに全く光らず、 平井理央も本田朋子も、タレントの域から脱せず、 フジテレビとしては焦っているのではないだろうか。
そんな中「アヤパン」から5年の沈黙を経て、遂に「○○パン」シリーズが復活、 10月15日から新人の生野陽子アナをメイン司会に据えた「ショーパン」 (関東ローカル、月〜木、0時45分から)が放送されることになった。 大抜擢された生野陽子アナは福岡大学出身というフジテレビには珍しい経歴、 しかし学生時代には地元・福岡でタレント活動をしており、 ローカルCMやローカル番組などに出演していたこともあるという。 現在はまだBSフジのニュース番組程度でしか目にする機会はないだけに、 「ショーパン」で一気にブレイクする可能性は高い。 メディアが「新人アイドルアナの登竜門」と 捉えている「○○パン」シリーズへの起用は、 フジテレビが今後、生野アナを猛プッシュしていくことの現れでもある。 彼女は入社式で「10年後、フジテレビの看板アナになっていたい」 と宣言したという逸話を持つ。 もしかしたら本当に10年後にはそうなっている……のかな?
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