Web Masterの日記



沖縄旅行記 完結編

2007年08月20日(月)

長い夏休みも終わり、今日から仕事始めである。
今年の夏休みは9日間だったが、そのうち合宿と沖縄旅行で6日を使った。
なので、ほとんど休めていないような…。

日記も早く通常に戻したいが沖縄旅行記の3、今日で完結できるかな?

●8月16日
昨日書き忘れたけどホテルに戻る前にDFSギャラリアに寄って少し買物をした。
沖縄にはデューティーフリーがあるのでブランド物が好きな人にはいいかも。
自分はブランド物には興味がないが、ハンティングワールドのベルトを買った。

さて翌16日、この日も早起き。
7時からの朝食バイキングを朝一で食べて8時10分にホテルに迎えが来る。
沖縄に行く直前にネットで体験ダイビングを申し込んでおいた。
人生初のダイビングは恩納周辺のビーチエントリーも考えたが、
那覇から車で恩納まで行ってダイビングをして帰ってくるのも疲れると思い、
無謀にも那覇港からクルーザーに乗ってダイビングスポットまで行く
ボートエントリーに挑戦した。
定刻どおりダイビングショップのマイクロバスに乗り込み那覇港へ。
そこに待っていたのは豪華なクルーザー。30人乗りと書いてあった。
言われるままに乗り込んで渡されたウェットスーツを着る。
出航間近に説明を聞くと那覇港に戻ってくるのは15時。
ん?確か申し込みをしたのは12時までの半日コースだったが…。
船が出る直前に間違いに気づき、隣に停泊している
半日コースのクルーザーに移動。
あのまま出航していたら、どこへ連れて行かれたのだろう。
半日コースのクルーザーは少し小さめで15人乗り。
参加者は自分たち以外には7人の家族連れの計9名だけだった。

いざ出航し船は大海原を走る。
しかし調度、台風が沖縄の南海上に接近していたためにものすごい揺れ。
自分は乗り物酔いは一切大丈夫だが、一緒の家族連れはすぐにグロッキー状態。
本当に信じられないくらいの揺れで普通に座っているのもままならない。
約30分くらいでチービスという無人島近くのダイビングスポットに到着。
まったく平気な自分たちだったが、家族連れはほとんど瀕死だった。
結局、船の錨を降ろして停泊しても多少の揺れはあり、
ダイビングに挑戦したのは自分たち2人と家族連れの中の中学生の女の子だけ。
お父さんもお母さんもお兄ちゃんも妹たちもみんな船酔いで断念。
なんか見ていてかわいそうになった。

初めてのダイビングに少しドキドキしたが、ウェットスーツの上から
4キロの錘を付けられ、フィンを付け、ボンベを背負い、ゴーグルをしたら
なんだか海猿気分でワクワク。
普段は穏やからしいが、この日はかなり荒れた海へ。
最初は船から張られたロープをつかんで水中に潜っていくのだが、
荒れた海のために体が流されて思うように下へ潜れなかった。
さらにゴーグルのゴムがきつかったのか、水圧でさらにきつくなり
頭が痛くなるが、徐々に慣れて水深4メートルくらいの珊瑚礁(リーフ)に。
だが海中でも時々、流れで体のバランスが取れなくなる。
岩やサンゴをつかんで身体を安定させ、写真撮影。
目の前にはコバルトスズメやツノダシなどの熱帯魚。
大きなイソギンチャクの間からクマノミがオドオドと顔を出している。
まさに映像や写真などで見る世界が目の前に広がっていた。
しかし台風の影響でいつもより海中は濁っていて、魚の数も少なかったらしい。
いつもの穏やかな状態ならウミガメも泳いでいるという。

インストラクターの指示でリーフの上から、さらに下へ潜って海底へ。
船に戻った後に聞いたら水深9メートルから10メートルだったという。
体験ダイビングの場合、3〜4メートルまでしか潜ることはないようだが、
ボートエントリーだったし参加者も少なかったので海底まで連れて行ってくれたようだ。
どれくらいの時間だったか分からないが、人生初のダイビング、
なかなか楽しかったな。
できれば台風接近していない穏やかな海に潜ってみたかったが、
それは次回の楽しみとしてとっておこう。

海中からボートに戻ると家族連れの皆さん、デッキで横になってダウンしていた。
自分も海から上がった直後に一瞬、今まで感じたことのないような
立ちくらみのような感じになったが、たぶん海中の水圧と地上の気圧の違いで
クラッと来たのではないかと思う。
すぐに普通に戻ったので良かったが、圧力という目に見えないものの怖さを知った。
港へ向かう船は来たときよりも速いスピードで荒波の中を進む。
そんな揺れの中でも疲れと睡眠不足から爆睡してしまった。
途中、インストラクターのお兄さんが携帯で話していた。
「もうチービス無理!波が高すぎて危険」
13時からの午後の部もあるが、どこのダイビングスポットへ向かったのやら。

港に着いて代金を払い、迎えのマイクロバスに乗ってホテルへ帰る。
まだ大浴場の入浴時間になっていなかったので部屋のシャワーを浴び、
少し休んでからメシを食いに赤いデミオを走らせる。
目的地は嘉手納。
国道58号を北上し、普天間や嘉手納の米軍基地を横目に見ながら
嘉手納にある道の駅へ。
そこの2階のレストランには沖縄で一番大きなハンバーガーを食べさせてくれる。
すぐ目の前には嘉手納基地の飛行場。
2階のレストランの窓から米軍戦闘機を見ながら食事ができる。
出てきたハンバーガーのでかさには驚いたが、空腹だったのであっという間に食べてしまった。
つい最近、嘉手納基地に配備されたステルス戦闘機ラブターが離陸体制に入っていた。
写真は禁止されているので撮れなかったが、かなりカッコイイ戦闘機だ。

腹いっぱいになってから北谷にあるアメリカンビレッジへ向かう。
近くに多くの米軍基地があるので、名前の通りアメリカっぽい店が並ぶ。
ブラブラといろんな店に入ってアメリカの雰囲気を味わう。
土産物屋もあるが、那覇の国際通りより少し安い。
PUMAのロゴを真似たSHI-SAのTシャツやタオルは那覇の半額だったので
おもわず自分用に2着買ってしまった。
北谷を後にしてホテルへ戻る。
今日の走行距離はかなり少なめの50キロだった。

ホテルに北谷で買った荷物を置いて国際通りへ。
北谷は安いが品揃えはやはり那覇のほうが充実している。
公設市場でいろいろ買い込み、国際通りにある今、何気に流行の美ら玉を買ったり、
ホテルに帰る途中にあるマックスバリューでテッチャンとチャーミンのリクエストの
A&Wのルートビア缶を買ったりして買い物を全て済ませた。
ちなみに350mlのルートビア缶はマックスバリュー価格で70円と激安。

生まれて初めてのダイビングをしたので、この日も大浴場に入ってから
アッと言う間に寝てしまった。

●8月17日
いよいよ沖縄最後の日である。
しかし帰りの飛行機は20時発。
レンタカーは18時半までに返せばいいので時間はタップリあった。
毎朝、朝一で朝食バイキングに行っていたが、この日は少しゆっくり。
9時頃に食事を済ませ、10時過ぎにチェックアウト。
まず向かったのは世界遺産にも指定されている首里城。
20年前に訪れたときは守礼の門しかなかったが、1987年頃に復元され、
いまは琉球王朝時代の立派な城を見ることができる。
世界遺産なので多くの人が訪れるから全てバリアフリーで
周辺施設もキレイに整備され、トイレなんかもすごくキレイだった。

首里城の次に向かったのは沖縄県南部。
南部は第二次世界大戦で唯一の地上戦の部隊となった場所である。
沖縄に訪れるたびに、なぜか必ず南部には行ってしまう。
戦争の悲惨さ、平和の大切さを教えてくれる場所でもある。
まずは、ひめゆりの塔へ。
その前に今回の沖縄2度目のA&Wで腹ごしらえ。
さすがにこの日はルートビアは飲まなかった。
A&Wからひめゆりの塔へ、さらに平和祈念公園へ。
いずれも20年前とは見違えるほど整備されてキレイになっていた。
先日の終戦記念日には平和祈念公園で記念式典が行われていた。
10万人以上の日本軍、1万2000人のアメリカ軍、
そして10万〜16万人の一般市民が犠牲になった沖縄での地上戦。
万単位で犠牲者の数が分からないこと自体で地獄のような戦争だったことが分かる。

軍人や兵士よりも非戦闘員の戦死者が多かったのは
本土決戦準備のために時間を稼ぐ持久戦と位置づけられたからであり、
沖縄県民は何らかの形で無理矢理、直接戦闘に参加させられた。
アメリカ軍による猛烈な爆撃と艦砲射撃に対し、日本軍は無謀な肉弾戦で対応、
戦局が悪くなると日本軍による住民虐殺もあり数多くの尊い命が失われた場所である。
今、平和に過ごすことができるのは、多くの犠牲のおかげかもしれない。
二度と悲惨な戦争を起こさないためにも、沖縄を訪れた時は必ず立ち寄って
手をあわせることにしている。
沖縄県の南部は日本人なら決して忘れてはいけない場所でもある。

平和祈念公園を後にし、琉球ガラス村に立ち寄り、そのままさらに南下して
沖縄県最南端の喜屋武岬へ初めて行ってみた。
2日目には最北端の辺戸岬へ、そして最南端の喜屋武岬も制覇。
断崖絶壁の下は台風接近のためにものすごい波が岩へ打ち寄せていた。
この場所も悲劇の地であり、一度は訪れたいと思っていた場所である。
米兵に追われた住民たちが身を投げたという悲しい歴史を持つ岬であり、
恒久平和への祈りを表わす平和の塔が立っていた。
こんな断崖絶壁から飛び降りたら確実に死んでしまう…。

南部の戦跡を巡った真っ赤なデミオは、一転して最近できたばかりの
沖縄アウトレットモールあしびなーへ。
時間的に最後の場所だが、ブランド物に興味はないので
その近くのショッピングモール内にある沖縄で一番有名なアイスクリーム、
ブルーシールのショップでアイスクリームを食べて時間をつぶす。
18時くらいになったのでガソリンを満タンにして空港近くのレンタカー屋へ。
この日の走行距離は64キロ。
結局、沖縄3泊4日での総走行距離は630キロほどだった。
新型デミオは2度給油したが、燃費は18キロくらい。
常にエアコンを付けっぱなしだったが、まずまずの燃費じゃないかな。

レンタカー屋のマイクロバスで空港まで送ってもらい、搭乗手続きをして
軽くメシを食って飛行機へ乗り込む。
その前にデューティーフリーで買った商品を受け取ったか。
行きはボーイング767だったが、帰りは747のジャンボだった。
すぐに爆睡してしまい、気づいたら羽田に着陸。
民間駐車場のマイクロバスが待っていて、それに乗り込みWISHを停めた駐車場へ。
WISHに重い荷物を積んで高速に乗って自宅へ戻ってきたのが23時半頃。
楽しかった20年ぶりの沖縄旅行は終わってしまった。

結局、行きたいと思っていた場所へはほとんど行けた。
やりたいと思っていたダイビングもできたし、満足度は100%近いかな。
残念だったのはヤンバルクイナに会えなかったことと、
沖縄ぜんざいが食べられなかったことくらい。
満足度は高いが、もう来年も沖縄に行きたい気持ちになっている。
何気に物件も少しチェックしたりして。
ハワイは敷居が高いので老後は沖縄ってなんかいいかもね。

それにしても沖縄ってイオン系のジャスコやマックスバリューは多いが、
同じイオン系のコンビニ、ミニストップがなかったな。
セブンイレブンもampmもサンクスも見なかった。
とにかくファミリーマートとローソンが多い。あとホットスパーくらい。
スーパーもイトーヨーカドーも西友もダイエーもなかった。
そして、ほとんどどの店でもEdyが使える。
A&WにはEdyのチャージ機が置かれていた。
まだまだ沖縄の秘密や楽しさはあると思うので全部知ってみたいね。

近日中に撮った写真、約200枚をどこかのホームページにアップしよう。

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