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2007年07月09日(月)
今週13日､ビックカメラのお膝元でもある池袋駅前に
安売り家電量販店最大手のヤマダ電機がオープンする｡
それもビックカメラ本店の二軒隣､ビックパソコン館の正面だ｡
店舗の大きさは5000�屬妊咼奪�カメラの２店舗に比べ圧倒的に大きい｡
最大手の殴り込みに対して､ビックカメラが必死になって防戦することは間違いない｡
両社の間で壮絶な低価格戦争､サービス合戦が必ず繰り広げられるはずだ｡
まさに池袋・夏の陣である｡
敵の本拠地へ殴りこみをかけるヤマダ電機だが､
なぜ､こんな大胆な戦いを仕掛けてくるのか？
ヤマダ電機は家電量販店の売り上げランキングでは２位のエディオンの
倍近い売り上げでダントツ１位である｡
その売り上げ総額は１兆円を軽く超えるという｡
しかし､ヤマダ電機は現状に満足しておらず､売上目標３兆円､家電販売シェアを
全体の30％が目標としており､達成できる数字であるとも言い切っている｡
ヤマダ電機の最大目標は「家電量販の王」として君臨することなのだ｡
さすが47都道府県全てに店舗を構えるヤマダ電機だけあって､言うことがでかいな｡
過去を振り返ると家電量販ランキングは第一家庭電器､ダイエー､ベスト電器､
コジマとトップ企業が数年毎にめまぐるしく入れ替わってきた｡
ヤマダがコジマを抜いたのも2002年のことであり､それほど昔のことではない｡
「トップ企業が長く続かない」というジンクスが､この業界にはあり､
ヤマダの勢いがどれだけ長続きするのか疑問視する専門家も多い｡
それを打ち破るべくヤマダは積極的に仕掛けているのかもしれない｡
一方の業界４位のビックカメラ側も４月に池袋にある５店舗のうち
２店舗を新装し迎え撃つ体制を着々と整えている｡
まぁ､我々消費者が望むのは､１強ではなく､多くの量販店が元気よく
「安値日本一」を競い合う構図だ｡
仁義なき家電量販店戦争・池袋の戦いを注目したいと思う｡
で､池袋だけじゃなく有楽町店も同じ安さにしてもらいたいね｡
そういえば我が家のバルコニーから正面に見える潮見にあった
ホームセンターのコーナンが撤退し､そこにヤマダ電機が店舗を構えた｡
ホームセンターの跡なので､かなり店内は広く､店舗面積は都内最大の6000��｡
本屋やおもちゃ屋まで入っている総合店舗であり､
関東最大級の広さと「地域で安さ一番」を売り物にしている｡
だが､週に３回はビックカメラ有楽町店に足を運んでいる自分からすると
品揃えはヤマダに軍配が上がるものの､価格では全然物足りない｡
ほとんど全ての品､ビックカメラの値段よりも全然高いのだ｡
「地域で安さ一番」とは､江東区内だけのことだろうが
距離にして７キロもない場所にある有楽町のビックカメラとは
争えないほど価格が違いすぎる｡
なので､すぐ近くにあるヤマダ電機で､とても買い物をする気は起きない｡
これが同じ地域での争いになったら､どうなるのか？
やはり池袋・夏の陣には注目だ｡
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