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2007年07月02日(月)
先週は自己管理の悪さから体調不良となってしまい ほとんどまとまなことを書けなかった。 しばらくは鮮度が古い話題になってしまったが、 先週、書けなかったことをダラダラと書いてみようかね。
さてさて、まずはミートホープだ。 食品業界で、またしても偽装問題が明るみになって一週間以上。 時が経つにつれて、出るわ出るわ、まるで偽装の宝石箱や〜、だね。 まったく、ミートホープという会社はいい加減な会社だな。 特に社長…、会見では最初に「相談された」とコメントし、 その次に記者に問われた工場長から出た言葉は「社長に指示された」 全く意見が噛み合わない中で社長の息子が社長に 「本当の事を話してくれ!」と言った途端に「私が指示しました」 食品だけでなく発言も偽装だったね。これで本当に社長と言えるのか?
しかも驚いたことに、その偽装工作は7〜8年前からやっていたとのこと。 7〜8年前と言ったら、雪印事件が発覚した時期と一致する。 今年初めの不二家問題しかり、かつての雪印問題が 全く活かされていなかったってことになる。
挙句に北海道警から家宅捜査を受けた際、またも社長から信じられない一言が…。 「消費者にも問題がある」 この社長は自分が何を言っているのか分かっているのだろうか? 消費者にも問題がある?って、誰がミートホープまたは加ト吉の食品に対して 値切ってくれと懇願したのか? 確かにスーパーなどでは店頭での売値を安く表示させるために 仕入れ値を抑えるという手段を取るだろう。 だけど消費者側はニセモノでもいいなんて一言も言っちゃいないよ! この社長にしたって生産者である一方で消費者でもあるわけだ。 全く部下に責任を押し付けようとして、今度は消費者に責任を 押し付けようとするわけかい。 本当にこんな人が、よく社長になれたものだ( ̄◇ ̄;) 自分は被害者で加害者は消費者だなんて、 あの「耐震強度偽装問題」で有名になったオジャマモンと同レベルの人間だな。
他にもいろいろミートホープ関連の話題が続々と出てきたね。 従業員全員解雇って、まぁ事件が発覚してから従業員も 覚悟していたかとは思うけど、この中には何も知らずに 真面目に働いていた人もいると思うので、その人達を思うと気の毒だ。 従業員全員が現場の生産ラインにいるとは限らないからね。 事務的な仕事をやる人、包装された製品を仕分けする人、 納入先へ納品する運転手と様々な働き手がいたと思う。 社長の気まぐれで路頭に迷うハメになってしまうわけだし、 再就職するにしてもミートホープで働いていただけで断られる可能性も高いし…。 社長を含めた取締役連中には、しっかりと一般従業員の退職金を払う義務がある。 従業員同様に自分達も路頭に迷わなければ筋が通らないからね。
ミンチにパンを混ぜて増量を狙った? 水まで混ぜていた? 雨水で肉を解凍していた? 何で、こんな悪知恵が働くのだろうか? ここまで来たら、もはや「犯罪」の域に達しているだろう。 しかも完全に会社ぐるみでの偽装工作である。 どこまでも救いようのない会社だ。 癒着のあった加ト吉も、ただでは済まないだろうな。
さらに驚いたのが保険金詐欺。 クレームが起きたときに従業員のせいにして、保険会社から 損害保険を受け取っていたという衝撃の事実が…。 それだけでなく、保険会社に怪しまれないように定期的に保険会社を変えて、 巧妙に誤魔化し続けていたとか…。
次から次へと出て来るミートホープ関連のニュース。 叩けば更に埃が出て来るなとは思っていたが、ここまで埃が出て来るなんて…。 本当にネタが尽きない会社だね。 社長は報道陣に「これから当面、会社は休業する」と話したらしいけどさ、 「廃業する」の間違いでは?
しかし、加工されてしまえば素人が見ただけでは、 いや口にしても分からないことばかり。 これが食品業界の氷山の一角なんだと思うとゾッとする。
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