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2007年06月23日(土)
先日、新聞のコラムに「小さな子供の躾け」について書かれていた。 最近の若いお母さん、お父さんは、子供が欲しがる物をすぐに買い与えるため、 「我慢をする」という気持ちの足りない子供が多くなっているという。 そして、そんな気持ちのまま大人になった時、簡単に重大な事件を起こす 危険のある、悪い言い方をすると「犯罪者予備軍」の子供が増えているという。
例えば、かつては子供が貰える贈り物は年3回程で 誕生日やクリスマス、正月くらいで プレゼントとして5000円程度の物を買ってあげたり、お年玉が普通だった。 手に入るまでの期間に子供は、目的の欲しい物は 「簡単には手に入らないこと」「手に入れたものは長く大切に使う」 などの心を学習し養われた。 また、親によっては目的の物を買う金を「簡単なお手伝い」をさせ、 その報酬として少しずつ金を積み立てさせて買わせる親も多かった。
今は共働き世帯も多く、生活に余裕が出てきたせいだろうか、 安易にお金で解決してしまう家庭が増えているという。 そしてもうひとつ、今の若い親の周りにいる、 そのお祖父ちゃん、お祖母ちゃんの存在。 若い親が、いくら子供の躾けに頑張っても、このお祖父ちゃん、お祖母ちゃんが 「孫にウケが良くなりたい」ために、若い親の意思に反して、 簡単に孫に買い与えることが躾けのネックになっている。 毎日、孫に100円200円と渡して「がちゃがちゃ」をやらせる お祖父ちゃんの例が新聞には取り上げられていた。 孫自身も「お祖父ちゃん・お祖母ちゃん」の位置づけが、 「安易にモノを買ってくれる人」と認識されているとも書かれていた。
自分の子供、孫の将来を考えたら、安易にモノを買い与える気持ちを 抑えなくてはならないのに、大人になりきれない親やじじばばも多い現状が 犯罪の低年齢化、殺伐とした日本を作ってしまう ひとつの原因になっているのかもしれない。 人間形成への「躾け」 果たして、どれだけの親や祖父、祖母たちが認識しているのだろう。 ただでさえ今の子供たちは、先の見えない世の中に勝手に放り出され、 その事実に気づいた時、「必ず親を恨む世代」と呼ばれている。
どんなに愛情を注いでも、どうせ恨まれるなら 最低限の躾けくらいはしっかりやっておかないと、 将来、とんでもないことになるかもね。
明日は久しぶりのダブルヘッダー。 だけど予想以上に主力から欠場者が出てしまった。 天気も良く絶好の野球日和になりそうだが、 強豪相手に現有戦力だけで頑張らないとね。
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