|
2007年05月10日(木)
「味の素スタジアム」やら「グッドウィルドーム」とか、 スタジアムや球場の命名権を取引するネーミングライツビジネスが 日本でもかなり浸透し、一般的になってきた。 その顕著な例が3月から「箱根ターンパイク」が 「TOYO TIRESターンパイク」になったこと。 東洋ゴム工業が命名権を取得し、日本初の道路ネーミングライツとなった。
世界的に見ても、通称ならともかく、正式名称に 企業名が付いている道路は珍しい。 まぁ、ターンパイク自体、企業が所有する私道だったため、 このネーミングライツが可能だったわけだが。 すでに周辺の道路案内や標識もリニューアルされ、 ターンパイク自体も東洋ゴム工業により整備されて より安全に走りやすくなったと評判だという。 もともと箱根ターンパイクは、年間100万台が訪れる 有数のドライビングルートであり、一気に箱根の山を上がって、 一気に下るために時間も短縮できるし、周辺道路に比べて 事故件数が圧倒的に少ない安全対策にも定評のある道路だった。 よって、企業名の宣伝とともに、自動車のタイヤを作る会社としては 安全面でも社会に貢献できると考えたのかもしれない。
今回のネーミングライツの成功により、新しいインフラの利用方法として 政府や自治体所有物にかかわる命名権も動き始めているという。 一般道や国有財産も命名権のビジネスが可能か検討に入っているらしい。 その分野に詳しい政治家で構成されたプロジェクトチームは、 レインボーブリッジや明石海峡大橋などを ネーミングライツ導入の候補に挙げていて、 そのうち名前が変わるかもしれないという。
あと驚いたのが「渋谷公会堂」って、いつの間にかネーミングライツで 「渋谷C.C.Lemonホール」に変わっていたこと。 昔、NHKの「レッツゴーヤング」を観に行ったことのある 伝説の「渋公」の名前が無くなったのは寂しすぎるね。 「大阪ドーム」だって今は「京セラドーム大阪」が正式名称だし、 「新潟スタジアム(通称・ビッグスワン)」は 「東北電力ビッグスワンスタジアム」になっている。 昨年まで「インボイスSEIBUドーム」だった西武ドームも 今年から「グッドウィルドーム」に変更された。 元を辿れば2003年に「東京スタジアム」が「味の素スタジアム」になってから 命名権ビジネスが始まったのかと思ったら、 実は東伏見に西武グループが建てたアイスアリーナの名称が 1997年に「サントリー東伏見アイスアリーナ」とネーミングライツされた。 これが日本初の命名権導入だったという。 その「サントリー東伏見アイスアリーナ」も今年からは 「ダイドードリンコアイスアリーナ」に変わったらしい。
だけど、コロコロと名称が変わったりしたら地図メーカーは さぞかし悲鳴を上げているんだろうね。
|
|
|