Web Masterの日記



本当に好景気?バブルへGO!

2007年02月18日(日)

昨年11月に「いざなぎ超え」を果たした日本経済は
戦後最長の好景気を拡大中だそうだ。
だけど、実感って思ったほどないな。
1986年〜1991年のバブル景気を体験し、
その恩恵モロに受けた自分のような世代は
特に今の好景気には実感が湧かない。
本当にあの頃は日本全体が最も浮かれていた時代だった。

自分が大学を卒業し、就職した頃は超売り手市場、
大学生の就職率が300%とか400%とか言われ、
会社訪問解禁日にはすでに内定が決まっていて
企業からホテルだの旅行だので他の企業に行かれないように拘束されたりしていた。
会社説明会に行くだけで内定がもらえて、
食事代だの交通費だのを現金でくれる時代でもあった。
実際に自分が就職活動とやらを始めたのは大学4年の10月。
今じゃ、早い人は大学3年になって始めるというのに、
こんな遅い時期からの就職活動なんて考えられないだろうね。
就職活動と言っても、就職かに相談に行ったこともなく、
ただ、希望する企業の会社説明会に行くくらい。
だけど、それでも説明会に行った企業全てから内定をもらえた時代。
それが当たり前のご時世であり、就職してからも給料はすぐに上がり、
毎月、金を使うのに苦労するほどだった。
あまりにも毎月、使いきれないので20代でマンションを買ったりもした。

日経平均も3万円以上だったし、今の格差社会と違って、
不動産や金融を筆頭に全ての産業がバブル景気につつまれていた。
東京の六本木やら西麻布界隈は毎日がお祭り状態だった。
そういえばフェラーリF40がプレミアで1億円だったし、
国産車もソアラをはじめNSXやスカイラインGT-Rが売れていたっけ。
自分の周りの友達も唸るほど金を持っていた。
特に今は絶滅したが「地上げ屋」をしてた連中は
いつも財布にウン百万が現金で入ってたのを覚えている。
そして会社の金なのに領収証なしで毎晩遊べる時代だった。
そんな時代を経験しているからこそ、数字の上では今の景気は
バブル景気を上回っていると言われても、実感できないんだよね。
景気の良さが業種によったり、大企業に偏りすぎてるのかもしれないね。

そんなバブル時代に浮かれる17年前にタイムトラベルした映画、
「バブルへGO!」を鑑賞し、当時を思い出してしまった。
一言で言えば面白い映画。ラストまで面白いがラストでぶっ飛ぶ。
そう来たか!って感じでぶっ飛んだね。
完成直前まで作り上げたピラミッドを、わざわざぶち壊した感じ?
明らかに確信犯としか思えない脚本だ。
自分のようなバブル期を生きた人間にとっては本当に懐かしいし笑えるし
また観てもいいと思える映画である。
だけどバブルを知らない世代にも面白いかというとかなり疑問。
今の年齢で35歳以下の人には分からないことも多く共感できないかもね。
同世代にとって「ツボにはまりまくり」な作品であることは間違いない。
古き良き時代を思い出して「あの頃は明るかったな〜楽しかったな〜」と
思えるだろうし、「あの明るさを取り戻してポジティブに行きようかな?」
なんて元気が出るかも。
事実、バブル時代は自殺者の数が今よりかなり少なかったそうだしね。
バブル時代を知らない人も、当時の時代考証がキチンとなされているので
「あの頃ってそうだったんだ〜」と思うくらいかもしれないが…。
面白いと思えるかどうかは疑問。

この映画の1990年の世界に登場する「紺ブレ」「ソフトスーツ」「はちみつレモン」
「ポケベル」に懐かしい思い出が甦った。
VANの紺ブレって持っていたな。アルマーニのスーツも。
太い眉毛にトサカな前髪のワンレンソバージュとか
シャーリングなボディコンとかのファッションや風物も懐かしい。
当時の若い日本人女性は前髪に命賭けてたからね。今じゃ誰もしないけど。
まだヒルズが建っていない頃の六本木にあった「喫茶店マイアミ」と「森永LOVE」
どちらも行ったな…なんて、もう二昔前の出来事をいろいろと回想できた。
まぁ、タイムスリップだのタイムトラベルの映画には、
必ず矛盾や突っ込みたくなる場面はある、確かにこの映画にもあったが、
そんなことを超越して素直に楽しめる作品になっていた。
そして、この映画を通じて、やっとあの時代を振り返る余裕が出てきたのかなって
感じにもなった。宴の後に長い長い低迷期だったからね。
今の時代、格差格差と言われているが、そんな先行きが暗い時代だからこそ
あのバブル時代が懐かしく感じてしまうのかもしれない。
今さらバブル時代が良いとは思わないが、
今はあの時代にちょっぴり懐かしさを覚える。

17年前の1990年、たった17年前だが、この17年の間で
日本はこんなに変わってしまったんだね。
今は毎日の生活にかかせない携帯電話とインターネットだが、
携帯もないしインターネットもない17年前。
(携帯もインターネットも実際にはあったけど一般に普及してないだけか)
携帯電話が無い世界なんて有りえないね。
〇〇駅で待ち合わせ「着いたら電話する」じゃなかった頃、
待ち合わせやアポを取るのは本当に大変だった。
彼女の家に電話をする時も「父親が出ないように」と祈りながら電話したり、
2度コールして切ってから再びかけるという2人でサインを決めたりしていたっけ。
そう考えると今はホント便利な世の中なのかも。
あと20年ほど経ったら世界はどう変わってるんだろうか?
もっと便利な世の中になってるのだろうか?
それとも大恐慌時代を迎えてるのだろうか?
あの頃には全く予想ができなかった現代なので先のことは分からないな。


それにしても広末涼子は良かった。単なる好みかもしれないが、
シリアスなものよりコメディが合う。ショートカットも可愛い。
広末が出ていればそれだけで良いと言うほどミーハーではない(つもりだ)だが、
この映画の広末は確実に良い!とても一児の母には見えない。
あと、余談だけど、薬師丸ひろ子の役名「田中真理子」は
ホイチョイ映画「彼女が水着に着替えたら」と「波の数だけ抱きしめて」の
ヒロインと同じ役名だったが、これはホイチョイの人たちが大学時代に所属していた
サークルにいたマドンナに由来しているそうだとか。

最後に、もしタイムマシンでどこかの時代に行けるとしたら、
どの時代に行きたいかな。
とりあえず中学時代?
あの頃の自分に会って、ひとこと言ってやりたい。
「もっと勉強しろ」
そしたら人生変わってただろうな…。

ちなみに現在継続中の好景気は「いざなぎ景気」と並ぶ
長期的な好景気ということで「いざなみ景気」という名称が有力候補らしい。
だけど日本の今、現在の借金が分かるHPがあったのでリンクしておくが、
これを見たら本当に好景気なのか、ますます疑ってしまうな…。
あながち映画の中で言っていた「日本は破産し、国家の崩壊は目前」が
現実になりそうで怖い。
http://www.takarabe-hrj.co.jp/clock/

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