Web Masterの日記



公務員の堕落

2006年09月16日(土)

まず最初に「ふざけんな!」と言いたい。
福岡市の職員が起こした飲酒運転による追突死亡事故の後、
各自治体ではそうしたケースに施す処分の
厳罰化が進んでいるはず「だった」のだが、
何やらへんてこな雲行きになっているようだ。

先日、読売新聞が47都道府県と15の政令市を対象に行った
「職員が飲酒運転を行った場合の処分」に関する
アンケートの結果をまとめている。
それによると「飲酒運転は原則免職」という厳しい基準を設けているのは
僅かに9つの県や市しかないことが明らかになった。
しかも、こうした少数派の自治体でも、
飲酒運転では結局、免職にならなかったり、
人事委員会の裁定で停職に変更されたりするケースが
相次いでいるというから驚いてしまう。

具体的な例として「飲酒運転は原則、懲戒免職」との要綱を
2003年4月に設け、厳罰化に乗り出しているはずの青森県では
2005年3月に飲酒運転で摘発され懲戒免職となった男性職員に対し、
県の人事委員会が「免職は重すぎる」との理由で停職4ヶ月に修正し、
さらに2005年6月には酒気帯び運転で摘発された男性職員に対しても
「飲酒後5時間以上たっている」との理由で、
停職6ヶ月の処分とするなど、合計4件の「主旨に反する措置」が
とられていることが明らかになっている。

飲酒運転が違法行為であるにも関わらず、
それを犯して摘発された者について処分を更に厳しくするならともかく、
減刑してどうする?と誰もが思うはずだ。
これでは職員の飲酒運転を容認しているようなものではないか。
青森県は「厳罰化」のスローガンを自ら掲げた後に、
それを否定する裁定を下しているのだから話にならない。

地方自治体は我々の収める税金で運営されていることを忘れてはならない。
福岡市のケースなど、食わせてもらっている人の車を海に突き落とし、
3人の幼い命をこの世から消し去ってしまったのだ。
民間であれば「刑事訴追を受けた者は解雇」と
ほとんど企業で社員規則に謳っているのだから、
少なくとも地方自治体はそれ以上の姿勢で臨むのが本筋である。

飲酒運転だけではない。昨今の公務員の堕落ぶりはヒドイものがある。
9月のある1日だけでも、こんなに事件を起こしていたのだ。

●強姦未遂
福岡県建築都市管理課主任主事である36歳の木村健二容疑者が、
大分県日田市にあるホテルの客室に侵入し、
福岡県筑後市在住で53歳の女性に暴行を加えようとし、
この女性の上司に取り押さえられている。
同容疑者は鍵が空いていた部屋の中で女性が寝ているのを見て入り込み、
ここで暴行をしようとしていた。
木村容疑者は約40人の同僚と共にこのホテルに親善旅行でやってきていたが、
事件当時は酒に酔っていたことが判明している。

●交通事故
兵庫県姫路市の市道交差点で、横断歩道を渡ろうとしていた
31歳の福田工さんといずみさん夫妻が乗用車にはねられている。
兵庫県警飾磨署は、はねた車を運転していた姫路市職員で
38歳の船引正義容疑者を道路交通法違反の現行犯で逮捕している。
同容疑者は取り調べに対して「ビールと焼酎をジョッキで計6杯飲んだ」と
供述しており、検査でも呼気からアルコールが検出されている。
一緒に飲んでいた同僚は、同容疑者が
「運転代行業者に連絡して帰る」と言っていたため、
別れてタクシーで帰宅していたが、実際は自分で運転していたわけである。
はねられたいずみさんは足に軽い怪我を負っただけだったが、
工さんは頭などを強く打ったために意識不明の重体に陥っている。

●他車と衝突
青森市内で酒に酔って自動車を運転していた疑いで、
青森署が平内消防署職員で51歳の阿部雅嘉容疑者を逮捕している。
同容疑者は一方通行を逆行し、他車と衝突事故を起こしている。
逮捕時、同容疑者は会話もまともにできないほどの泥酔状態だったそうである。

●検問で飲酒運転摘発
宮城県警佐沼署が行っていた飲酒運転の検問で、
登米市消防本部の消防士長で31歳の細浦修二容疑者が
酒気帯び運転で逮捕されている。
同容疑者は「店でビールを飲み、その帰りだった」と話しているとのこと。


なんなんだ、いったいこの有り様は!
あの事故があった後も、公務員からは1日でこんなに
飲酒による逮捕者が出ている。
この現状を見ても、まだ「処分が厳し過ぎる」という言葉が
その口から出てくると言うのだろうか?

公務員だからこそ守るべきハードルを高くする、いや、もっとシンプルに
「日々、客の前に身を晒して生活していると思え」と言ってもいいが、
そうした思いを持つことは非常に重要である。
なぜなら、彼らは何も生産していないからなのだ。
もちろん、その活動をコントロールをする権力は維持している。
しかしそれは、国民、県民、市民…、要するに自分達が管理していると
思っている「人々」によって与えられ、
支えられていることを忘れるべきではない。
そして、我々に迷惑をかけずに活動すること、それを守るのは
最低限のラインであることを思い知るべきである。
飲酒事故で死亡者を出した福岡市の職員が、似たようなケース以上に
批判に晒されたのは、このあまりにも低いレベルにさえ達していない
大バカ者だったからである。
そんな人間を採用していた福岡市に非難が集まるのも当然で、
厳罰化を進めていない、またはお題目はあっても見えないところで
処分を軽くしているような自治体は、全て福岡市と同じか、その予備軍である。
もっと残酷に「殺人者の一歩手前だ」と言ってもいいかもしれない。


だいたい、ただでさえ凶器となる車のハンドルを
飲酒した後に握るなんて「凶悪な通り魔」と同じだ。
全国民が無差別に被害者になる恐れがあることを何で分からないのか!

「飲んだら乗るな、飲むなら乗るな」

なんでこんなシンプルな言葉が理解できないのか不思議で仕方ない。

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